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NEW 2025年03月05日(水 ) 14:30

県発注の別工事でも不正の疑い 官製談合防止法違反などの県職員ら4人再逮捕【愛媛】

県が発注した工事の入札に関する情報を漏らすなどした疑いで、2月に職員ら4人が逮捕された事件で、別の公共工事でも同様の行為があった疑いがあるとして、4人が再逮捕されました。
再逮捕されたのは県久万高原土木事務所の建設課長だった男(58)で、2024年3月4日に入札が行われた県発注の工事を巡り、非公表だった一般入札価格などの情報を元県職員の男(61)に漏らした疑いが持たれています。
元県職員の容疑者は、この情報を久万高原町にある建設会社の社長(61)と当時社員だった男(42)に教えた疑いがあるということです。
県によりますと、今回の容疑に係る工事は久万高原町本組にある国道494号沿いの斜面を補強する災害対策工事で、非公表の調査基準価格が3763万5560円だったのに対し、この建設会社は3767万7000円で落札していて、その差は4万円ほどでした。
警察では、捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていません。
この4人は県発注の別の工事を巡る同様の容疑で2月逮捕されていて、松山地検は処分保留としています。