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NEW 2025年03月06日(木 ) 14:30

“地元の施設や被災地にも”新居浜工業高校VYS部が修理済み車椅子寄贈【愛媛】

新居浜市の高校生が使えなくなった車いすを修理して施設などに贈る、社会貢献活動を続けています。
今年も地元の病院に贈られました。
修理した車いすを贈る活動を続けているのは新居浜工業高校のVYS部で、ことしは、県立新居浜病院にも3台を贈ることになり、1年生で部長の松木瑠生さんが、県立新居浜病院の堀内敦院長に目録を手渡しました。
VYS部は社会で困っている人を支援しようと1999年に同好会として発足。
壊れたり、古くなったりして使われなくなった車いすを福祉施設などから引き取り、修理して、必要な施設などに贈っています。
これまで贈った車いすは1500台以上。
東日本大震災の際は東北各地に50台近く、去年は、戦闘が続くウクライナにも贈りました。
一方で、VYS部は3年生が卒業し、部員がわずか3人に。
悩める後輩たちに先輩は激励のメッセージを送りました。「寄贈先の利用者の方々から感謝の言葉をいただき、それを原動力にし、普段から活動しています。
後輩たちにもVYS部の活動を引き継いでもらい、これからもこの活動がなくならないようにしてもらいたい」メッセージを受け取った後輩たちは「部員を増やして施設や個人宅、世界的にもいろんな所に車いすを寄贈していきたい」「僕たちのVYSの活動を通して少しでもボランティアの輪が広がればいいなと思っています」と。
今年は、地震や水害に見舞われた石川県の能登地方に車いすを贈りたいということです。