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NEW 2025年09月17日(水 ) 18:43

「暑さに強い!」とされる「にじのきらめき」稲刈り【愛媛】

9月に入っても厳しい残暑が続く中実りの秋が到来です!この暑さに強い味方?
期待の「新米」を調べてきました!

【木和田アナリポート】
「日差しはあまり感じられませんが肌に触れる風が生暖かくムシムシとした暑さが広がっています」

松山市窪野町の山あいでは秋の訪れを告げるヒガンバナが。
ただ、17日の県内は温かい空気に覆われたことで気温が上がり、松山では平年よりも4.5℃高い最高気温33.9℃の真夏日となったほか、県内多くの地点で平年よりも5℃前後高くなりました。

秋というより夏のような暑さですが…。
稲刈りが行われていました。


米農家の落合典明さんの18アールの田んぼでは、今年から暑さに強い品種「にじのきらめき」の栽培に本格的に取り組んでいて、17日から収穫がスタートしました。

【落合典明さん】
「(収穫量は)今年は去年の1.5倍近いんじゃないかと思っています」

今年は、梅雨明けが早く雨の日が少なかったものの短期間にまとまった量が降ったことで、順調に生育したということです。

「にじのきらめき」はほかの品種と比べ葉が穂より高く、日傘の役割となることから暑さに強いとされていて県内では「あきたこまち」からの切り替えを進めています。

県内で本格導入を控えるまさに「新米」。
その味は?

【木和田アナ】
「甘い!弾力もあって食べ応えがありますね」「結構つぶがたっていますね」

【落合さん】
「そして大きいですね、一粒一粒が。やっぱり新米は美味しいですね」

農業関係者によりますと、JA松山市での「にじのきらめき」の買い取り価格は60キロが2万8767円と「あきたこまち」なみだということです。

【落合さん】
「今年は特に米の値段も上がっていますし、そのうえで収量も多いとなると十分やっていけるかなと思います」

窪野町では、今月21日と28日に収穫祭が開かれ米の販売のほか、米の重量あてクイズなどのイベントを行うということです。