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2024年04月24日(水 ) 19:16

著名人騙る投資詐欺で1300万円被害【愛媛】

著名人を騙るうその投資話で、松山市に住む70代の臨時職員の男性が1300万円を騙し取られたことがわかりました。
23日の警察の発表によりますと、今年2月、男性のもとに実在する実業家の名前を騙るメールが送られてきたということで、男性はこれをきっかけにSNS上の投資グループに加入し、「期間限定だが確実に利益が出る」として金の取引への参加を持ちかけられました。
そして先月20日、男性はSNSを通じて実業家のアシスタントを名乗る女性の指示により、偽物とみられる金の取引サイトに口座を開設し、指定された口座に100万円を入金したということです。
その後も女性からの指示で口座に投資資金を入金するなどして、あわせて1300万円を騙し取られたということです。
今月11日に男性が女性に出金を依頼したところ連絡が取れなくなり事件が発覚しました。
県警によりますと、こうしたSNSを利用した投資詐欺は急増していて、県内の認知件数は去年1年間で76件だったのに対し、今年は先月末時点ですでに38件となっています。
そして今年の被害額は約2億1000万円にのぼっているということです。
警察では
▽実在する著名人を騙る
▽直接会話することなくSNS上のメッセージだけでやりとりする
▽個人名義の口座に金を振り込ませようとする
▽振込先口座を頻繁に変える
などの不審点があれば注意が必要だとして、こうした投資話をもちかけられた場合は相談してほしいとしています。