松山市中心部にある「国際ホテル松山」の跡地周辺での再開発を巡り、地権者でつくる準備組合は１０日、計画の見直しに向け、改めて設計業務などを担う事業者の募集を始めました。
国際ホテル松山の跡地を含む松山市一番町、歩行町エリアの再開発は、当初はタワーマンションや商業施設などが入る複合施設を造る計画でしたが、建設費の高騰などで見直すことが決まっています。
１０日は、新たな計画の提案と設計などを行う事業者を募集するための説明会があり、建設会社や鉄道会社など１０社が参加しました。
準備組合によりますと、ホテルやマンションなどに関心を持っている事業者は多いとみられています。
新しい事業者は、提案書の提出やプレゼンテーションなどを経て６月下旬までに決まる予定で、準備組合では新たな計画のもと、２０２５年３月までに再開発組合に移行し、２０２７年度には建設工事に着手したい考えです。
総事業費は当初より３０億円以上増え、２００億円を超える見通しとなっています。