７月に発生した松山市の「城山」の土砂崩れで、被害があった地区の住民らが５日、市に公開質問状を提出し、市長が出席する住民説明会の開催などを求めました。
公開質問状を提出したのは松山市緑町の住民１４人です。
今年７月に発生した城山の土砂崩れでは住宅が倒壊して３人が亡くなったほか、地元の一部の住民には１カ月以上にわたって避難指示が出されました。
質問内容は、緊急車両用道路の工事の必要性や住民への補償内容などで、早急に住民説明会を開いて市長自らが説明するよう求め、２週間以内に回答するよう求めています。
提出した住民の男性は「住民説明会を開いてもらってたら、もうちょっと安心してできたんじゃないかと思う。これからはもうちょっと住民に寄り添った対応をしてほしいです」などと話していました。これに対し市は「内容を確認していないので、見てから回答したい」などとしました。
一方で市は、マンションの管理組合なども含めたおよそ７００件を対象に、６日から被害状況の調査を始めると発表しています。