連日お伝えしている、猛暑による県内の農作物への被害。
影響はついに、愛媛特産の伝統野菜「絹かわなす」にも及んでいます。
西条市特産の「絹かわなす」。
丸々と太った、その姿が特徴で、
皮が薄くてアクがほとんど無く、きめ細かい果肉が人気の伝統野菜です。
ところが。
市内の合わせて９アールの畑で絹かわなすを作る今井明さんは、
梅雨明けの７月末から、実に凹凸が出る変形が見られるようになり、今年は特に、かなり目立つそうです。
今井さんは「実が小さい時は正常な状態なのに、高温で変形した状態になってきます。本当にもう、変形したものは、商品として出せません」などと話します。対策として今井さんは、畑の溝に水を流す「潅水」でしのいでいて、早く猛暑が治まることを願っています。
今井さんは「いまから先もずっとこういう高温の日が続くと聞くので、生産者は大変です」などと話していました。