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NEW 2024年09月10日(火 ) 19:38

坊っちゃん列車を考える会・愛媛県オブザーバー辞退

坊っちゃん列車の支援のあり方などを松山市や経済団体などで検討する会合について、愛媛県がオブザーバーを辞退していたことがわかりました。
「坊っちゃん列車を考える会」は、伊予鉄道が2023年11月、坊っちゃん列車の運行を休止したことをきっかけに、松山市が、支援の在り方などを検討する意見交換の場として、経済団体や学識経験者などをメンバーに設置しています。
県は、話し合いの進捗や状況を把握するために発言権のない傍聴人いわゆる「オブザーバー」として、2023年12月から2024年1月にかけて2回開かれた会合に出席していました。
しかし、県の関係者によりますと、当初、市側から示されていた「2023年度中に支援の方向性を示す」とする期限を過ぎても方向性が示されないなど、議論の進捗状況から、「出ても出なくても変わらない」と判断し、5月にオブザーバーの辞退を市に伝えたということです。
坊っちゃん列車は、3月に運行を再開しましたが、伊予鉄グループでは運行による赤字が続いているため引き続き支援を求めています。
市は、「今後も県と情報共有をしながら、各団体に協力を求めていきたい」などと話し、伊予鉄グループは、「費用は非常に大きく、維持は厳しい。市には早期に結論を出していただきたい」としています。
なお、3回目の会合の開催時期は未定となっています。