パリパラリンピック競泳で２大会連続のメダルを獲得した、今治市出身の山口尚秀選手が１３日県庁を訪れ、大会を振り返りました。
県職員らの出迎えを受け、ちょっぴり照れ笑いを浮かべた山口選手は、銅メダルとともに中村知事を訪れ、愛顔のえひめスポーツ大賞の表彰を受けました。
大会前に左足の小指近くを骨折し、完治しないまま臨んだ山口選手。「本当に泳いでいる感覚も、なかなかいつものようにいかなかったこともあったので、がむしゃらっていうような感じでした」と大会を振り返りました。そして「考え方を変えれば、金メダル以外の景色も見られたことになる」などと、すっきりした表情で話していました。
このあとの記念撮影では、知事が「パリのパン美味しかった？」と声を掛けたのに対し「パンとチョコレートマフィンが美味しかったです」などと答え、知事が「そっち系統ね」と応じて和む場面も。訪問を終えて山口選手は「ぎりぎりで銅メダルを獲得できてよかったなと思います。まずは足もしっかりと治して、練習も本格的に再開して、次の大会ではしっかりベストパフォーマンスを出せるようにしていきたい」などと話していました。