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NEW 2025年02月18日(火 ) 16:57

「地方創生の先頭走る」中村知事・過去最大規模の県当初予算案示す【愛媛】

一般会計の総額が過去最大となる県の来年度当初予算案が18日、発表されました。
また大雪で被害を受けた農家などへの支援の方針も明らかになりました。
県の来年度当初予算案は、一般会計が今年度を258億円ほど上回り、7541億5000万円となりました。
社会保障費の増大などを受け、過去最大です。
中村知事は会見で「地方創生の先頭を走る気概を持って、本県の未来の成長を実現するための予算に重点を置いたところでございます」などと話しました。
予算案のうち防災・減災対策では、県単独の緊急輸送道路の整備や、災害時の孤立集落に医療物資などを届けるドローンの飛行ルートの調査費などに141億円あまりが計上されています。
また、およそ50億円が計上された人口減少対策では、保育士の復職支援などに4800万円余りが盛り込まれました。
このほか、大阪・関西万博での観光プロモーションや紅プリンセスのブランド力強化の費用などを盛り込んだ来年度当初予算案は、25日に開会する2月定例県議会に提案されます。
なおきょうの会見で中村知事は、南予の柑橘園地を襲った大雪による被害について「17日夕方の時点で、ハウスの倒壊など173件の被害報告を受けている」としながらも、被害の全容はまだみえないとしました。
そして、柑橘の木の枝が折れるなどの被害が出ていることを受け、予備費を財源として、液体肥料の散布などの支援を行う考えを明らかにしました。