宇和島市三間町で春の味覚、タケノコの収穫が一足早く始まっています。
ＪＡえひめ南三間町支所の管内では、約５０軒の農家が早掘りのタケノコを出荷していて、岡本裕之さんの竹林でも１９日から収穫が行われています。
早掘り、ということで地面から芽が出る前のものを見つけて掘り出すこの時期のタケノコは、春に出荷されるものより身が柔らかく甘みがあるとされ、地元の特産となっています。
ただ、生産者の高齢化などで出荷量は減少傾向にあるということで、岡本さんは三間町のタケノコを多くの人に知ってもらおうと新たな取り組みを始めることにしました。

【タケノコ農家　岡本裕之さん】「春休みに観光タケノコ園をスタートさせます。この竹林を開放して外から人を呼び込もうと思います」

タケノコ掘りなどが体験できる岡本さんの観光農園は来月２２日にオープン予定だということです。

タケノコの収穫は４月中旬まで続き、ＪＡえひめ南では３５ｔほどの出荷を見込んでいます。