ワンコインで学生服のクリーニングを行う店が松山市にあります。
物価高や資材の高騰のなかで、続けるその原動力とは…？
【きむらドライクリーニング木村昭博店長】
「限定の日時にはなるんですが、（５００円なので）７割引きとかになりますかね」
創業５６年。松山市古三津にある「きむらドライクリーニング」で不定期に開催されているのが、学生服などを５００円でクリーニングするキャンペーン！
ジャケットやスカートなど、本来は３点で２３１０円がかかります。
【きむらドライクリーニング木村昭博店長】
「キレイになった制服で学校生活を送ってほしいっていう思いもありまして５００円っていう価格設定は変えずに続けております」
コロナ禍や物価高の中で、子どもたちの笑顔を守ろうと考えた結果、行き着いたのが学生服の５００円クリーニング。多い時では１５組ほどの客が訪れるといいます。
営業する店舗でも、近年はボイラーのガスやビニールなど、資材の価格が全体で２割から３割ほど上がっているといいますが、機械の稼働時間を短縮するなど企業努力でキャンペーンを続けたいとしています。
【きむらドライクリーニング木村昭博店長】
「卒業式の直前だったかな女子生徒さんと保護者の方が来られて（学生服を）引き取りの際に花束をいただいたんですね。やっぱそれが一番の原動力ですよね」