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NEW 2025年03月10日(月 ) 14:49

「AI一茶くん」と俳句愛好家らが対決!勝ったのは…【愛媛】

松山市で8日、AIと俳句愛好家らが俳句の出来を競うイベントがありました。
登場したのは俳句を詠むAI、その名も「AI一茶くん」で、北海道大学大学院の研究室が開発し、これまでに1億以上の句を生み出してきたいわば「俳句の達人」で、昨年度のイベントでは俳句愛好家チームに勝っています。
イベントは、制限時間内に相手が作った俳句の一部を使って交互に句を詠み合い、発想力や芸術性で勝敗を決める松山発祥の「対局」という形で行われ、「人類チーム」と「AI」が対局しました。
人類チームが「石段を 白く開くや 蝶埋まる」という句を詠むと「AI一茶くん」はあっという間に50以上の句を創作。相手の句の一部を使わなければならないというルールも、「石」を「百万石」と詠み替えるなどして難なくクリアしていました。
これに対し「人類チーム」もAIにも負けない速さで句を作り、「婚星」という季語を使って芸術性の高い句を詠むなど、負けてはいませんでした。
対戦の結果は…1点差で「人類チーム」が勝利!リベンジを果たしました。

【松山東高校 俳句部 中津陽希さん】
「人間には想像のつかないようなところから文字を取ってくるというのがあってびっくりしました。AIの想像を超えるような句を作れたらいいかなと思います」