愛媛県内の企業のデジタル化を進める「トライアングルエヒメ推進事業」の成果発表会が、１０日ありました。
この事業は農林水産業や福祉などの現場にデジタル技術を導入し業務改善などを図ろうと県が主催していて、菅規行副知事が「未来の愛媛の成長につながるよう全力で支援したい」などと挨拶しました。
そして、継続事業を含む４５の事業などについて成果が披露されました。
このうち松山市の農業法人「ゴールドラッシュ」は海外で開発されたシステムを改良し水や肥料などの管理をスマホで行えるようにしていてこの活用を県内外の農家に広めています。
実際にこのシステムを導入しブドウなどを育てている農業５年目の女性は「タイマーみたいなもので細かく調整して、かん水することができるので、それがよいブドウを作ることにつながる」と話していました。
県ではこうした事業を通じて地域の事業者の「稼ぐ力」をさらに向上させ、デジタル人材の育成にもつなげたいとしています。