愛媛のニュース

NEW 2025年08月06日(水 ) 18:13

規格外のイヨカンが〇〇とコラボで変身!【愛媛】

規格外となったイヨカンがあるものとコラボ。
松山市の農園が始めた新たな利用法とは?暑い夏にぴったりのつめたーいビール!このビールにはあるヒミツが…

【モッタイナイココロファーム・松田龍治代表】
「こちらでは宮内伊予柑を栽培しています」

松山市小山田にあるミカン山。
農家の松田龍治さんがおよそ7へタールでイヨカンや紅まどんななどを育てています。
ビールの秘密はこの柑橘。
「農家の悩みを解決する」と言います。

【松田さん】
「規格外品っていうのは避けられない問題だったのでより付加価値のあるビールという形で販売できることはとても嬉しく思います」

傷がつくなどして規格外となったイヨカン。
これまでは価格を下げたりジュースにしたりして販売していたといいます。
こうしたイヨカンは2024年3トンほどに。新たな販路としてイヨカンの皮と果汁をクラフトビールに活用することにしました。

【松田さん】
「さわやかな香りとか酸味がすごくビールに合うなと思っています」

今後はおよそ2割の規格外品をビールに活用したいと期待を膨らませます。

【松田さん】
「すべての規格外品を加工することは難しいと思いますが、できる範囲で少しずつチャレンジしていきたいなと思います」

この取り組みを応援する店も。

【橋本アナリポート】
「こちらのお店でいよかんを使った新たなビールが登場します」

県内産の食材を使ったメニューが豊富な松山市のスペイン料理店「ふしおん」。
7日から松田さんのイヨカンを使ったクラフトビール「IyokanJuicyIPA」が販売されます。
いったいどんな味なのか、一足早くビールをいただきました。

【橋本アナリポート】
「いよかんの甘さとほろ苦さがマッチしています」
ちなみに、このビール、不要となったパンの耳も使用されているということです。

【中居店長ー】
「アップサイクルの文化にとても感銘を受けました。そういう背景と愛媛で作ったおいしいミカン、そういうのをともに感じていただけたらと思います」

こちらのビールは松山の飲食店のほか関東を中心に販売されているということです。