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NEW 2025年08月07日(木 ) 17:02

県内久々の本格的な雨 久万高原のピーマン農家【愛媛】

暦の上では秋の始まりとされる「立秋」の7日、県内は前線の影響で午前中、局地的に激しい雨となりました。
一方、この雨は夏野菜を生産する農家にとって、恵みの雨となったようです。
午前8時半ごろの松山市内。

雨が強く打ち付け、車は水しぶきを上げながら走っていきます。
きょうの県内は前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が非常に不安定となり、朝から激しい雨になったところも。
松山市内では午前9時前までの1時間に29・5ミリの強い雨を観測しました。

一方で…。
【木和田アナリポート】
「きょうの雨の影響で、今、旬を迎えている夏野菜たちは恵みの雨となったようです」

久万高原町の岩口敏弘さんのピーマン畑。
収穫は6月中旬から始まり、お盆の時期にかけて作業のピークを迎えます。
こちらのピーマン、今年は連日の猛暑と雨不足で生育が一週間ほど遅れるなどの影響を受けていました。

【岩口敏弘さんとのかけあい】
木和田アナ)
ピーマン自体はたくさん実がなっていますね

農家の男性)
でも少し小さいんよ、これくらいの(茎の)丸さがね、(元々は)この辺のようにひと回り太くなりよったんよ。そして根が、本来はもっと(飛び出して)出ている」

県内では7日のようにまとまった雨が降るのは実に、20日ぶり。
田畑を潤す久しぶりの雨に岩口さんは少し安心する一方で、まだまだ不安はぬぐえない様子です。

【岩口敏弘さん】
「ピーマンだけじゃないけど、天からの恵みよ。水温もだいぶ下がっとるけんね、本当に恵みの雨になったらええんやけど」