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NEW 2025年09月02日(火 ) 17:30

【南海トラフ中間報告】必要なことは?専門家に聞く【愛媛】

南海トラフの中間報告について、愛媛大学防災情報研究センターの二神透副センター長は、前回の想定よりも、大きく揺れる場所が減っているものの、建物の倒壊リスクなどに備える必要があると指摘します。

【二神副センター長】
「やはり耐震化を進めないと、能登半島の地震のように、多くの建物が倒壊する可能性がありますから、耐震化と家具の固定を進めていく必要があると思います」

津波の想定については…

【二神副センター長】
「今回の想定では、津波の浸水域、特に30センチ以上の津波が来るエリアが、数パーセント増えていますので、そこが人的被害に影響するのかなというふうに、少し懸念しています」

そのうえで自治体には、今回と前回の浸水域を比べて、浸水リスクが高まった場合は津波対策を進めていく必要があるとしています。

【二神副センター長】
「2024年は南海トラフの臨時情報が出ましたけども、いきなりですね、地震が来るパターンの方が多いと思いますので、いつ来ても大丈夫なように、普段の備え、非常持ち出し袋、それから非常備蓄品、食べ物、水の備え。それから津波が想定されているところでは、夜間の津波避難訓練と、すぐに避難できる態勢を進めていく必要があるんじゃないかなと思います」