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NEW 2025年09月22日(月 ) 17:10

多目的ホールなど総額26億円規模の大型事業計画…西条市長が事業撤回を表明【愛媛】

国の交付金を利用した大型事業を議会に諮らず進めていた問題で、西条市の高橋敏明市長は22日、事業の撤回を表明しました。

【高橋市長】
「内閣府への交付金申請を取り下げる決定をしたことをご報告申し上げあげます」

西条市を巡っては、国の交付金を利用して市内の民有地に多目的ホールを建設するなど、総額26億円規模の大型事業計画を議会や市民に公表せず進めていたことが分かり、事業内容の必要性も含め議員から反対する声が相次ぎ、市長は近く結論を出す意向を示していました。

22日、市議会議員への報告会が設けられ、市長は、決定している交付金について
「国に申請を取り下げる」と述べ、事業計画の撤回を表明しました。

市長は撤回の理由として議員や市民に事業の説明を十分にせず心配や不安をかけた点などを挙げ、交付金獲得に向けた自らの拙速さを反省しました。

そして、「今後は信頼回復に向けて議員、市民、職員の声を反映する市政を推進していく」と述べました。