ＦＣ今治は１１月２日、アシックス里山スタジアムに、ベガルタ仙台を迎えてのホームゲームです。

今治は前節、１点を追う後半ＣＫからの得点で首位・長崎に追いつきドロー。勝点１を積み上げたものの、順位を１つ落として１０位に。残り４試合で、Ｊ１自動昇格の夢が潰え、プレーオフ圏内までの勝点差は８となっています。

公開練習が行われた１０月２８日、今治の倉石圭二監督はＰＯ進出に向けてプレッシャーがかかる中「ここから全勝がマスト」と目標を掲げるとともに「今治の持つパワー、あれだけのお客さんが来る中でプレーできることに感謝。ＤＦ市原亮太選手がケガで離脱し、プレーしたいけどできない選手もいる。だったら我々はやるしかない。チームは前を向いて戦うマインドになっている」と付け加えました。

対戦相手の仙台は前節、２点ビハインドの後半に退場者を出しながらも３得点！劇的すぎる逆転勝利でプレーオフ圏外の７位から４位に浮上しました。

前節ダニーロのヘディングシュートを背中でコースを変えて得点者になったＤＦ加藤徹也選手は「僕らは『やるしかない状況』プレッシャーというよりも割り切って勝つだけ。仙台は１０人でも勝ちきる強みがあるので、勢いに押しつぶされないように立ち上がりから粘り強く戦いたい」と気を引き締めると、ＭＦ近藤高虎選手も「逆転で勝っている相手に飲み込まれずに全力で立ち向かいたい」と意気込みを語りました。

公開練習には平日にもかかわらず１００人を超えるサポーターが駆け付け、その中には市内の幼稚園に通う園児の姿も。ＦＷマルクス・ヴィニシウス主将は、チビッ子サポーターの似顔絵が画用紙いっぱいに並んだ応援グッズを受け取り、笑顔を見せていました。

明治安田Ｊ２第３５節「今治対仙台」は１１月２日（日）午後２時、アシックス里山スタジアムでキックオフです。