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NEW 2024年07月22日(月 ) 19:35

「増やして返す」同僚から金をだまし取る 自衛隊員2人懲戒免職【愛媛】

陸上自衛隊・松山駐屯地で同僚隊員から現金をだまし取ったとして中部方面特科連隊の男性陸士長2人が22日付で懲戒免職されました。
松山駐屯地によりますと処分を受けたうち、26歳の男性陸士長は去年11月から今年1月までの間に複数の同僚隊員に対し「ギャンブルで増やして返す」などとうそをついて計約280万円の現金をだまし取ったということです。
また、この陸士長に金を騙し取られた隊員の1人である20代の男性陸士長は去年12月26日と今年1月1日に複数の同僚隊員に対し「家族が入院してお金がかかる」などとうそをついて現金60万円をだまし取ったということです。
(20代の陸士長については個人が特定されるおそれがあるとして松山駐屯地は年齢を公表せず)20代の陸士長に金を貸した隊員が上司に相談したことから発覚し、26歳の陸士長は借金の返済やギャンブルに、20代の陸士長は26歳の陸士長に金を貸すために、それぞれ詐取した現金を使ったとしています。
2人はだましとった金を全額返済して、反省の態度をみせているということですが、刑事事件としての立件も視野に自衛隊内の捜査機関である警務隊が調べています。
中部特科連隊の米村謙一連隊長は「絶対にあってはならない行為で誠に遺憾。
今後、今まで以上に隊員の服務指導を徹底し再発防止に努めたい」としています。