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NEW 2024年09月10日(火 ) 16:49

酷暑・台風・今月も…トリプルパンチ 農作物への影響は産直市にも【愛媛】

8月からの酷暑や台風などの影響で、松山市の産直市でも、生産者の苦労がにじむ異変が起こっています。
(津村記者)「本来であればこの時期、棚いっぱいに野菜が並べられているはずですが、きょうは少し少なくなっているように感じます」
8月の猛暑で収穫量が減っていたところに台風10号の大雨、さらには9月も酷暑と、まさにトリプルパンチ。
ホウレンソウなどの葉物野菜のほか、トマトなども影響を受けているといいます。
取材した、地産市場エフマルシェ古川店の寄川豊和店長は「本来はこの時期、小松菜などが少しずつですけれども出てくるのですが、いま特に、暑さに弱いホウレンソウなんかがほぼ県内産は出ていない状況です。やはり、例年の2割から3割くらい、ちょっと相場高になっています」などと話します。買い物客は「今年は猛暑が続いていますから、野菜が高いですよね。買う方は大変です」「全般的に何もかも上がっているので、家計的にもしんどいです」などと話します。一方、これから旬を迎える秋の味覚・梨は、酷暑に加えてカメムシのダブルパンチということで、エフマルシェ古川店の寄川豊和店長は「2月、3月の春先から初夏にかけてのカメムシ被害。
これが大きく影響していまして、県内産の梨はちょっと打撃をうけて出荷量が少なくなっています。やはり1割から2割ちょっと高くはなっています。ただ、資材の高騰など、酷暑の影響、カメムシの影響以外の要因も相まっているので、少し注意する必要があるかなと思います」などと話していました。こちらのお店によりますと、野菜や果物などの高値は、少なくとも9月いっぱいは続く見通しだということです。