道後温泉の歴史と文化を振り返る展覧会が、１６日から県美術館で始まりました。
企画展「道後温泉ものがたり」は、道後温泉本館の改築１３０周年に加え、２０１８年度から行われてきた本館の保存修理工事が今年１２月で完了することを記念して県美術館が行っています。
会場に入ってすぐに目を引くのは、初代の道後温泉本館の看板。
もともと看板がなかった本館で映画が撮影された際にセットとして作られたものがそのまま設置され、１９５０年から１９８６年まで道後温泉の顔として多くの客を出迎えました。
また会場には、道後の歴史や伝説を示す資料など約１００点が展示されていて、中には「坊っちゃん」など道後温泉が題材の文学作品にまつわる資料のほか、県内外から道後温泉を訪れた芸術家が制作した作品なども展示されています。
企画展「道後温泉ものがたり」は１１月４日まで、松山市の県美術館で開かれています。