来月本格デビューする県の新しい高級柑橘「紅プリンセス」。県内有数の柑橘の産地、宇和島市で１９日、出荷基準などを確認する「目合わせ会」がありました。

紅プリンセスは「紅まどんな」と「甘平」をかけあわせて県が開発した新しい品種で、ゼリーのような食感と濃厚な甘みが特徴です。
「紅プリンセス」としての出荷には厳しい基準が設けられていて、「目合わせ会」では約１０人の担当者や指導員などが出荷の基準について確認します。

指導員らは
▽鮮やかなオレンジ色か
▽表面に傷などはないか
▽形がきれいな丸型か
などの基準について確認していました。

【ＪＡえひめ南　果樹専門指導員　濱名慶太さん】
「夏の乾燥や春先のカメムシ等の被害もありまして若干減るかもしれませんけど、それなりの量は出てくるんじゃないかと」

ＪＡえひめ南では、集荷の予定量は当初の１４ｔから１１ｔに減るとみている一方、今月の大雪による影響はほとんどないと見ています。

【ＪＡえひめ南　みかん指導課　大加田聖司課長】
Ｑ．改めて初出荷への期待は？
「新しい紅プリンセスが今後農家の期待、それから消費者への期待に応えられるような品種になることを期待しております」

紅プリンセスはこれから収穫が本格的に始まり、来月１日にいよいよ販売が始まります。