国は、操船意図の確認不足などが事故の原因だと指摘しました。

２０２３年２月、今治市沖で貨物船の「せいりゅう」と「幸栄丸」が衝突し「せいりゅう」の船長が死亡するなどした事故について、国の運輸安全委員会は１８日、事故原因の調査結果を公表しました。

それによりますと、それぞれの船は、海上交通センターから接近しないよう勧告を受けたにも関わらず、お互いの操船意図を確認しないまま、直前で回避しようとしたことが原因と考えられるとしました。

そのうえで、せいりゅう側は継続的に見張りをしていなかったため避けきれなかったとし、幸栄丸側は相手が避けると思い進路や速力を維持したことから、衝突した可能性もあるとしました。