放送番組審議会

2012年11月06日(火)

第177回 放送番組審議会議事録

開催日時:平成24年10月24日(水)午後3時
課題番組:eat・OAB共同制作番組「大恋愛~大分と愛媛のおいしい関係~」「個々の放送時番組の種別、種別ごとの放送時間の報告」 

1.開催日時:平成24年10月24日(水)午後3時
2.課題番組:eat・OAB共同制作番組「大恋愛~大分と愛媛のおいしい関係~」
                       2012年9月28日(金)23:15~24:20 (65分) 
3.議事の概要:

・今回の番組は「大恋愛」ということで、恋愛経験が豊富な人が対象かなと思いました。大阪と愛媛かと思いましたが、大分でした。そういったやり方があるのかと思いました。見ていてトリビア的なものがありました。「アダムの創造」を見に行ったことがありますが、上の方にあり、肉眼で見るのは難しいです。「アダムの創造」に、愛媛と大分をくっつけるという発想は「ややや」と思いました。「アダムの創造には間違いがある」と昔から言われていますが、ご存知ですか?昔、頭の体操をやっていた多湖輝先生が、あの画には間違いがあるというクイズを出したことがあります。巷では有名ですが、「ヘソ」があります。粘土から作った人間であれば、お母さんから生まれたのではないので、ヘソはないはずということを思い出しながら見させていただきました。内容は沢山あり、長い番組です。

・「大恋愛」というタイトルですが、大分の「大」と、愛媛の「愛」を使ったタイトルの思いつきはすごいなと思いました。良いネーミングだと感じました。その分、期待も大きかったのですが、中身は「大恋愛」とは少しポイントが違っていた印象を持ちました。恋愛パワースポットが出ていたので、なるべく「恋愛」に結び付けようとしているところはありましたが、全体からすると、グルメ番組だったという感じを受けました。女子アナウンサーの山下さんと坂口さんの服装ですが、キャビンアテンダント風と言いますか、銀行の制服風と言いますか…。そういった感じを受けました。しかも棒も持っていましたので…。服装ですが、途中で私服にも変わっていましたが、他のものはなかったのかと思いました。「棒」を持っている時は気を付けないと、人を指していました。やめた方がいいと思います。うっかり、ついやってしまったとは思いますが…。場所を示す時に使用するのはいいのですが、人を指すのはやめた方が良い。川越シェフですが、なかなか有名な方のようです。若いのにシェフで、奇跡の舌を持っているのは珍しいと思いました。私は、そのような人は、少し年配の方を思い浮かべるのですが、若いイケメンの人を起用したのはなかなか奇抜で良かったと思います。改めて発見させられたことがあります。道後温泉の玉の石は、私は松山生まれで、道後小学校で地元育ちですが、初めて知りました。いつ頃からできたのかと思いました。あのような場所があることを知りませんでした。「ふなや」のグルメもあり、B級グルメ的な八幡浜ちゃんぽんや、大分のゴマ出しうどんがありました。グルメも色々ありますが、半分は雰囲気だと思います。雰囲気も大事だと思います。最後に川越シェフが、タコなど愛媛と大分の食材を使い、おいしいパスタを作り、おすぎさんとピーコさんに食べてもらうシーンがありましたが、殺風景でした。どこかの教室のようなところで食べていました。川越シェフは代官山のシェフなので、どちらかと言うと高級感を出してあげた方が良かったと思います。しかし、全体的に愛媛と大分のコラボで、穴場、分からなかった所がよく分かり、楽しく、「このような所も行ってみたい」という気持ちにさせる、明るい良い番組だったと思います。

・タイトルのネーミングが上手いと思いました。このタイトルから「大分」ということは、すぐには思い浮かびませんでしたが、「大恋愛」、「大」と「愛」を重ねて、その間に「恋」を挿み、洒落た感じだと思いました。取っ付きはネーミングが上手いと思い、海を挟んで向かい合う両県の共通点を改めて感じることができました。あまり大分というものを意識していなかったので、この番組を見終わった感想として、大分を身近に感じたということが印象としてありました。キャスティングも良かったと思います。両局アナウンサーと、おすぎさんとピーコさんとの掛け合いは、ボケとツッコミのようで、妙に面白かったです。二人のアナウンサーがはしゃぎすぎると、辛口の押さえのきいたコメントが入り、バランスがとれ、テンポ良く番組が流れていっているなと感じました。川越シェフはテレビによく露出している旬のシェフなので、川越シェフが出てくるということで、キャッチ―な感じになったのかなと思いました。基本的に、番組の展開は繋がりも良かったと感じました。音楽的なものも、若い人をターゲットに曲を選んでいるのかなという印象を受けました。プリンのくだりは、少し結びつきが強引かなと思いましたが、他はあまり抵抗がなく、説明等も受け入れられ、非常に楽しんで、中だるみなく最後まで番組を見ることができました。番組の中で紹介された料理が、今後どうなるのだろうと疑問に思いました。有効に活用されれば良いと思いました。

・タイトルのネーミングが非常によく、女性ならではの題名を付けられたのではないかと感じました。内容を想像した時に、合コン系の番組かなと思いました。番組を見ると、「食・温泉」を取り上げ、大分と愛媛の対決といった形での進行があったので、最初のイメージとは違いました。ですが、逆にそれも良いと思います。グルメ、温泉といった無難なテーマですが、それほど大きな外れはないのかもしれません。最初、おすぎさんとピーコさんが、アナウンサーと話をしている時に、ギリギリの下ネタを披露していましたが、これが夕方の子供も見ている番組だと、どうかなと思いますが、放送時間が夜中なので、多少は下ネタっぽいのも良いのかなと感じました。好き嫌いはあると思いますが、温泉の入浴シーンは、私は見たくないと思いました。おすぎさんとピーコさんの入浴シーンはちょっと見たくないという気がしました。後は、無難な温泉・食・恋愛のパワースポットといった対決がありましたが、最終的には川越シェフの料理で、対決から合体といった流れの中で、上手に締められていたと思います。大分と愛媛の特産をコラボしながら、最終的に合体したメニューを考え出した。松山と別府・大分で、しばらくは、メニューとして発売されるのかなと思います。パスタを食べている時の、おすぎさんかピーコさんだったか、あの食べ方はどうかなと思いました。「ズルズルズル」といった音が聞こえ、下品さを感じました。せめて音は消しておいてほしいと思いました。後は、スポンサーメリットがあり、声をかけやすい内容の番組であったのだろうと思います。先ほども言いましたが、好き嫌いはあるのですが、ゲストの個性を表に出し過ぎるのは、どうかと思います。途中の温泉の入浴の時点で消していたと思います。女子アナ対決は、愛媛の方が勝ったのではないかと思います。川越シェフですが、2月9日に大和屋に来て、ディナーショーをやるということで、今度も楽しみにしたいなと思っています。

・若い方の感性で作られた番組だということを、すぐに感じました。盛り沢山ですが、スーっと入ってきて、気が付いたら終わっている。テンポ感が良く、自然に見ることができました。入浴シーンは、ない方が画は綺麗なのにと思いました。女性アナウンサーでも、温泉だからといって、そこに入る必要はないと思いました。途中から、合コン的な内容にいくのかな?どこでどのように男の子と女の子が出てきて、どのようになるのだろうと思いましたが、そういった内容は全くありませんでした。それはそれで、良いのでしょうけれども…。先日、別府に行ったばかりです。以外に、大分が都会的に映っていて、「えっ?大分ってこんなに都会だったの?」といった感じでした。大分県は得していると思いました。愛媛県は、よく知っているので、思ったように都会だと思いました。すごく良い番組だと思います。音楽のこともおっしゃっていましたが、先日、結婚披露宴をプロデュースしました。時代は、音楽も、絵も、そういった感性のものは、本当に早いテンポで変わっています。このBGMとして使われた曲は、本当に今どきと言いますか、良い流れだと思いました。深夜の放送ですが、もう少し早い時間だと、視聴率が取れるのではないかと思います。どこかでまた再放送されてはと思います。とっても良かったです。

・ミケランジェロの絵になぞらえた所ですが、オチがあるのかなと思いました。あったのでしょうか?記憶的に何もなかったように思います。絵柄としては、指と指が、ETにも使われていますが、佐田岬と佐賀関を、もう少し面白くできたのかなと思います。ネタとして使い、それで大恋愛になる。大恋愛ということで、二人が指を合わせて、神が作る時に、人間に命を吹き込むわけですが、同じように、愛媛と大分の指を合わせて、そのようにもっていくのかなと思いましたが、それはなくて、料理のコラボレーションでした。食材を合わせてとなった所が、個人的には、少し不意打ち感がしました。

 

■個々の放送番組の種別、種別ごとの放送時間の報告

2012年4月16日(月)~4月22日(日)、5月21日(月)~5月27日(日)、6月18日(月)~6月24日(日)、7月16日(月)~7月22日(日)、8月20日(月)~8月26日(日)、9月17日(月)~9月23日(日)の放送番組の種別、種別ごとの放送時間を報告。

詳細はhttp://eat.jp/company/kjn_shubetsu.html