放送番組審議会

2020年06月09日(火)

第253回放送番組審議会

開催日時:2020年5月

課題番組:「あの日のグラウンド~野球王国愛媛・心に残る高校野球」

      2020年 5月5日(火・祝)13時45分~15時15分放送

 

審議の概要 

★愛媛朝日テレビ開局以来25年間の取材の蓄積と、キーパーソン7人へのインタビューによる、愛媛の高校野球の歴史と未来が見える番組だった。

★高校野球の意義は何かを考えさせられた。7人のキーパーソンが人生をかけて高校野球に取り組んだ内容が感じられた。

★インタビューすべてが、しっかりした信頼関係に基づいていたと思う。それぞれの人間味がとても感じられてよかった。

★現役の県立高校の監督の考え方や姿勢を現在進行形で聞けたことはよかった。ほかの学校への異動にまつわる話は、興味深く、人柄を知ることができた。

★野球王国愛媛といわれる所以が他県出身者にも理解できるものだった。「球児たちへのメッセージ」から、野球は教育の一環と実感した。

★地元の大学を新たなグラウンドにして地域に育まれて成長する元球児の様子からは高校野球の素晴らしさが伝わってきた。

★インタビューの最後を、スポーツ記者の長島三奈さんで締めくくったところがよかった。大沢アナウンサーだから引き出せるトークは、視聴者が野球を応援したくなる余韻を残したと思う。

★監督や選手、審判、スポーツ記者など広い視点から捉えた番組だった。名勝負の舞台裏や感動の場面など、25年にわたる高校野球の歴史と愛媛朝日テレビの取り組みがわかり非常によかった。

★今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために夏の甲子園は中止となった。今、球児にどうやって声をかければよいのか、球児の様子を知りたい・応援したいといった県民の気持ちに答える情報をこれからも発信していってもらいたい。