2019年08月16日(金)
第245回放送番組審議会
開催日時: 2019年7月24日(水)
審議課題: 第88回系列番組審議会委員代表者会議 議題
「”少子超高齢時代“における テレビの使命」
【 審議の概要 】
☆ シニア世代のニーズに応えて活力を与える番組やコンテンツとは、「医療」や「年金」、「介護」や「相続」などシニア層の関心の高い話題に比重を置き、実際に愛媛ではどうなっているかを掘り下げていくことではないだろうか。
☆ シニア世代が将来の自分の生活をイメージしたり、新たな趣味や生甲斐を見つけることに繋がるきっかけ作りの番組が望まれる。
☆ 日曜夜放送中の「関ジャム 完全燃SHOW」は流行の音楽を紹介するだけでなく、幅広い世代が楽しめる番組だとシニア層にも支持をされている。このように、世代を超えて一緒に楽しめる番組が増えてほしい。
☆ 高齢者に寄り添い、充実した人生をサポートするには、番組の中の会話が速すぎて聞き取れないことや、一つの画面に出される情報量が多すぎて理解が追いつかないとシニア層が感じることへの配慮が求められる。
☆ SNS全盛の時代にシニア層が弱者として取り残されないよう、学びなおしができる内容を番組の中で取り上げるようにしてみてはどうか。
☆ スマートフォンでは個人の登録情報に基づいて、気象や災害関連の情報は細かく迅速に届けられる。一方、シニア世代ではテレビの情報に頼る人達が多く、その役割を十分に果たしてもらいたい。
☆ これからのテレビが、ターゲットとして軸足を置くべき視聴者層は、シニア世代に加えて、新しい視聴者を育てる方策の必要性から団塊ジュニア世代や若者世代ではないか。
☆ 若者世代のテレビ離れが進む中でも、いずれは直面する「医療」や「年金」「介護」への関心を引きつけるような、若者参加型コンテンツにテレビが取り組んでいく必要がある。
☆ 子供世代が外国語の会話を身につける手助けとしてアニメ番組に二ヶ国語放送を取り入れ、外国語の字幕をつけるなど、番組活用の幅を広げてもらいたい。
☆ テレビを取り巻く環境はたいへん厳しいだろうが、現在の品質と情報の公平性を継続して身近なメディアであり続けてもらいたい。