第132回放送番組審議会議事録
開催日時:平成20年4月25日(金)午後3時
課題番組:「ココロンTVヒメロン編集部」
1.開催日時:平成20年4月25日(金)午後3時
2.課題番組:「ココロンTVヒメロン編集部」
毎週土曜日12時00分~12時55分(55分)
3.議事の概要:
・1本目、2本目ということで2時間のテープを頂き、結構時間がかかるのかなと思いましたが、見出すと、それぞれのアナウンサーのキャラクターが完全に出て、楽しく見られました。
・新しい店を売りたかったら主婦に言えというくらい主婦の口コミは恐ろしいと思います。最初に見て思ったのが、気になるのが、川越アナウンサーのメガネで、先ほど地のキャラクターとおっしゃいましたが、少し背伸び、無理しているかなという感じがしました。女性に好かれる番組となると、やはり出ている方のキャラクターも女性に好かれるタイプの方、作れば良いという訳ではありませんが、大事かなと思います。早乙女アナウンサーの話し方がベチャベチャした感じで、女性受けしにくいかなという部分がありましたが、初々しい感じで3人の雰囲気は良かったと思います。安定しているのは、市脇アナウンサーのナレーションでシメになっており、女性だけになると少しクドイですが、低音で良い魅力になっているなと思いました。テロップの入れ方もとてもお洒落で見ていて映像もキレイでした。行ってみたいなという気になりました。女性が見たいものは、グルメ、美容、占い、ダイエット、ランチとあり欲張りなので、ネタには困らないなと思いました。くくりをタブで縛ってしまうより、ますます増やしたら良いと思います。時間帯が12時よりもう少し早い方が良いと思います。OLの方も掃除をしながら見て、友達とランチに出掛けようかという利用の仕方もあると思いますので、もう少し時間を早くしたほうが視聴率は上がるかもしれないですね。ハンディービデオを持っている意味が分かりません。横でカメラさんが付いているのなら、ハンディービデオは使わず、お話に集中される方が、相手の方に対してもカメラ越しで聞くよりかは失礼にならないかなと思いました。冒頭の紹介コメントが3本目も録って見ましたが、3回目は変えていましたね。そちらの方がソフトで高飛車ではなくて、最初の2本にあったオープニングのコメントは「高品質の」とあり、女性向けではなく堅いイメージだと思いました。新しいものを追いかけていくと愛媛なので情報的にはネタが限られてくるのではないかと思います。3人が体験で、ダイエットをしていくとか、お肌のエステをしていくとか、体験型があるとこれから良いなと思いました。プレゼントの内容告知は番組の最後なので、番組の途中途中で「お店のプレゼントがあります、楽しみ待っていてくださいね」といった感じで案内があると、番組の最後まで引っ張れて見られるので良いと思います。主婦はプレゼントには弱いので良いと思います。これから色々研究されたら良いと思います。
・ビデオではなくて、3本目はリアルタイムで見させていただきました。そのあと1、2本目を見ました。やはり川越アナウンサーのメガネはこれから外すことはできませんか?無くても良いと思います。川越アナウンサーだけキャラクターが違うような気がして、姉御肌ではありますが、もう少しセレブというより、姉御という感じです。海野アナウンサーが予想外に面白いキャラクターなので、大化けするかなと思いながら見ていました。ずっと放送していき、見たい人は見て集まってくると思います。今のコンセプトのままもう少し続けてみないとこの番組が面白いということは直ぐには火はつかないと思います。一番良いのはヒメロン倶楽部で調査しているということです。情報番組でのアナウンサー試食コメントは全く信用していないとあり、私も同感です。それが言えるような倶楽部のメンバーを集めてきたのは、大きなヒントだと思います。また視聴者からのメールを参考にしており、こういった集め方、きちんとした集め方で愛媛を見つめている番組、しかも女性のグループであり、まずはヒメロン倶楽部を育てていただけたら良いなと思いました。「イケメン店長」という取り上げ方については、いかがなものかという感じです。イケメン店長でお店に行く?といった感じです。もうそろそろ「イケメン」という切り口はいらないのではと思います。4回目くらいで打ち切ってはという感じがします。また付け足しのように忠政さんの体操があったかと思いますが、大雑把過ぎて、たとえばあるアナウンサーはヒールのある靴を履いて、片足で股関節をグルグル回していましたが、あれではほとんど意味はありません。これを視聴者が真似ると逆に嫌だなと思いました。忠政さんのダイエット、シェイプアップ体操、なんでも良いのですが、大雑把過ぎるので、ちゃんとどこに効くのか、どうすれば良いのかということを、まぐろさんらを使ってもっと丁寧に、使う部分の説明をやっていただきたいです。編集長が足を組んでいるのが見えますが、お昼時の番組なので靴裏が見えないようにしていただけたら良いと思いました。靴裏が見えるのは不快であり、透明なので、足さばきを美しくエレガンスにセレブにしていただきたいと思います。足は組んでも良いとは思いますが・・・。
・番宣が流れており、まず音楽が気持ち良いです。他社の元気の良い人を見ると、元気がなくなるものです。ですから元気カラーをたくさん育てないといけないと思います。3人の楽しげな姿は他社にかなりのダメージを与えていると思います。楽しげに仕事をするというのは大事なことだと思いました。またヒメロン倶楽部という存在は画期的な試みだと思います。最後に衣装、メガネ等の紹介は非常に良いです。出演者の着ている服はどんなんだろうと知りたいのは女性心理らしいです。個人的には放送時間帯は外には出られないので、食べ物情報でお腹が空き、終わってから食事に行くという感じです。コラムニストの天野祐吉さんが言われていることですが、クイズ番組等で一番見せたいところでCMに入るのは品位があるのかないのか、スポンサーにまで悪いイメージがつながってしまう、印象まで悪くしてしまうほどのものがあるのではとあります。そのようなことがこの番組でも見受けられました。その点はいかがかなと思いました。トータルでは気分良く見られる番組で好感をもって見ました。
・本当にオープニング、エンディングの音楽は耳に残り、ウキウキするような感じで、これから始まるのだなという感じが出ていて、イメージ的にも良いと思いました。
・こういう番組で紹介されたお店、施設は、行ってみたいなと思えれば、大体成功かなと思います。個人的には3分の2くらいは行ってみたいなと感じました。イメージ的には、他局の「もぎたて」がありますが、そのライバル、切り口を変えたやり方で、それに対抗するような番組かなと感じました。それだけに切り口を変えていって欲しいです。良かったのは、高知県を紹介していました。愛媛にこだわる必要はなく、隣県の情報もぜひどんどん紹介して欲しいと思います。今回の高知は初めて知りました。ただファミリー、恋人同士、夫婦で行くのかな?という感じがしました。レストランの紹介で、コーヒーが付くのか、付く場合はプラスいくらで付くのか、ランチをした後はコーヒーが必要なので、気になりました。ワインの紹介はありましたが、コーヒーの紹介がなかったので、その紹介もあればと思いました。イケメンはもう今さら、特に口とあごひげだけをアップで映していましたが、いかがなものかと思いました。あまり見たくありませんでした。3人のアナウンサーの物を食べるときのアップはどうかと思いました。古いかも知れませんが・・・「もぎたて」にない切り口で作っていって欲しいと思います。文化、カルチャーの紹介がありましたので、ワンポイントで良いのでグルメなら昔からある愛媛の鯛そうめん、愛媛だけが誇れるようなものの紹介、食文化の紹介があれば良いと思います。
・さすがにイケメンという言葉が死語になりつつあるのではないかと思います。ヒメロン倶楽部の方々にもイケメンという言葉を聞いてみたら、どのような反響があるのか確かめていただければと思います。
・イケメンという言葉もイケテルメンズではなく、女子高生の間では意味が違うらしいです。いけない、ちょっとどうなの?という人を指したりしますので、言葉の意味を調べられたらと思います。
・情報番組は、何を伝えるのか、どう伝えるのか、この2つだと思います。何を伝えるのかについては、軽快に拝見しました。どう伝えるのかについては、若干危惧しているのが、先ほど本人たちのキャラクターと言われましたが、編集部を演技しているという感じが非常に強いです。つまり情報番組はリアルに映して本物を映し嘘はないと思いますが、伝える側が芝居っぽいとなるとぶち壊しになってしまいます。最初は良いかもしれませんが、ずっと続いた時に飽きられてしまうと思います。3人がそれぞれの個性を持って、その個性を際立たせないと、3人出している意味がありません。1人の女性が話すことを3つに分けて話しているみたいです。そうなると全く緊張感がありません。ワイドショー、トークショーを見ていると、それぞれの役回りでぶつかり合いがあり、どう伝えるのかというのは、そこが一番面白く、何を伝えるのかは余り差がありません。どう伝えるのかは、3人の魅力を伝える、魅力とは素顔で、メガネで勝負してはいけません。素顔で、自分の声、自分のしゃべり、自分のアイデア、考えで、それぞれが社会批評できるような存在でないと飽きられてしまいます。良いことを言った、あの時の話のぶつかりは面白かったなという風な、どう伝えるかについて視聴者に見ていて良かったな、こういう見方があるのか、と感じさせていかないといけないと思います。可愛く爽やかできれいな女性アナウンサーが外に行ってコメントしても、想定されることしか言っていません。想定しないことを言ってくれた時に、視聴者はショックを受けます。毎回新しい新鮮なショックがないと続かないと思います。新鮮なショックといっても強いこと、きついことを言うのではなくて、この人たちが何かを発見した、そのことによって視聴者も発見したかのように、そこに生まれるのが、編集部と視聴者との時間の共有です。時間の共有できるものでないと飽きられてしまうと思います。台本がないものが良いです。台本があるとどうしても安心し、それに身を預けてしまいます。それを上手く見事に話しても結局は上っ調子になってしまいます。
・見ていて疲れました。何が疲れたのかと考えましたが、特に編集長さんの行動が目立ちました。女性の品格と書いてありましたが、姉御なら姉御らしくもう少し品格のある姉御になった方が良いと思います。あまりにも中身がわざとらしく、疲れたのかなと思いました。また最近、友近という女性芸人が出ていますが、その人のような感じがし、合わさってきました。ぎゃあぎゃあ言って騒いでいるような気がして、疲れてしまい、その時に市脇アナウンサーのナレーションが入りホットしました。余りにも自分が独身だということを吹聴しており、彼氏が目の前をちらつき、この人彼氏が欲しいのかなという感じの中身が沢山あり、嫌だなと思いました。彼氏がいるというようなことを言っており、放送中に彼氏が欲しいというようなこと、またいるというようなことを言ったりするのはいかがなものかと思いました。ヒメロン倶楽部が10代から50代までの人ですが、それは良いと思います。もっとその人たちを使わないと、せっかく情報を集めてくださっているので、余り出ていなかったので、惜しいなと思いました。ローカル番組が欲しいなと思っていたところに、ヒメロン編集部が出て良かったと思いましたが、結局私は疲れて、しんどかったなと思いました。
・セット、キャスティング、ファッション、全部好きでした。前回の番組と比較すると雲泥の差で、ヒメロン編集部は200点をあげたいなという気持ちで見させてもらいました。編集長がメガネをかけているのも好きですし、良いと思います。足を組んだ時、組んだ上側の足が上がらないように、足首は絶対下に下げるように、座る姿勢を考えると良いと思います。一番気になったのが、女性をターゲットにした番組なので、イヤリングを映す時に、肌が露骨に映るので、ある方は本当に肌が荒れているのが、画面いっぱいに映っており、イヤリングを見るより、その肌の方に、なんでこんなに荒れているのか、ニキビの後など、そのような視線で女性は見ると思います。ですからイヤリングを映すことは良いですし、映して欲しいと思いますが、どうしてもアップで見せたいのであれば、イヤリングだけを置いて映した方が良いと思います。あれはすごく気になりました。イケメンの言葉を使ったりするのは賛成ではありません。イケメン=ひげという感覚は、今頃の若い人はそういう風に感じでいるのかも知れません。確かに、ラーメン屋さんのイケメンはみんなひげを生やしており、きつく眉毛を整えており、そういうファッションの一つだということでしょうか。
・私が食べに行くと思うと汚らしいです。
・同感です。例えば味見をすると、その味見をしたのにひげが付いているのではないかと、汚らしい感じがします。ヒメロンコードというのが出ていましたが、どうしてそんなことをするのですか?評価点1というのはいかにもかわいそうで、本人としてはショックを受けるのではないかと思いますが。見ている人は構わないと思います。ですが経営者が「1」というのは、やはり1.5か2くらいは欲しいです。満点が3なら過半数からの出発というのにしてあげると、もっと頑張らないと思うのではないでしょうか?ヒメロン倶楽部の年齢設定ですが、10代から50代、どうして60代は入らないのでしょうか?10代が入っている意味合いを感じません。例えば10代の人が設定したお店、ランチは食べられるかもしれませんが、なかなか金額的に難しい部分があるのではないかと思いました。3人で話している時に、彼氏の発言は、結局若さを強調しているように受け取る人もいるのではないかと思いました。もう少しデリカシーを考え、そういう風に受け取られるとマイナスになると思います。年齢をあまり強調したり、表現したりするというのは、女性の中では年齢を言わない人、1歳でも若く見られたいと考えている人もいます。自分に自信がない人は年齢を言わない人が多いです。顔ではなく、何かをやっていない人、打ち込んでいない人はそういう事をすごく気にされます。そのような表現はどうかと思いました。三越のイタリアの映像が流れた時、イタリアの曲ではなく、シャンソンに聞こえました。ミスマッチだと思います。もう少しイタリアを紹介されるのであれば、明るいイタリアの曲をバックで流してもらった方が、イタリアフェアに行きたいと思うと思います。私は好きですし、市脇アナウンサーのナレーションは目を閉じていると、市脇アナウンサーだけの声が残ります。ナレーションはすごく素敵です。新しい魅力を発見しました。お仕事されている方は別ですが、家でじっと何もしないでいる人、70代、60代、50代の人で外に出ている人は絶対違います。40代までは変わりませんが。やはり何か特技のある人、自信を持って仕事をしている人、年齢にこだわらず、10代はいらないと思いますが、そのようなキャッチフレーズで集められたらと思います。
・今日の意見は、細かいところ、色々な角度からあり、自社制作番組ですので、このような意見が直ぐに反映できると思いますので、これからより良いものを作って頂きたいと思います。