第306回放送番組審議会
第306回放送番組審議会 2025年9月
課題:「ここから始めるたったひとつのレストラン ~老舗2代目50歳の挑戦~」
放送日時:2025年5月31日(土)15時30分~16時30分
・前回番組を見ていたので番組冒頭は少し既視感があったが、その後は、店主と妹との関係とか、
小学校を店にリフォームした業者が以前の松山の店の常連客だったことなど新しいエピソードがあった。
・「立ち退きにあたったことをチャンスだと思う」「変化し続けることが維持につながる」
「50歳で新しい場所で新しいことを始める」といった店主の言葉や、
店主なりのマーケティングがあたっていく様子も出ていて、興味深く見た。
・1時間番組ということを考えると、もう少し強いエピソードが欲しかった。
前回は、松山から久万高原への店の移転という強いニュースがあったが、今回はその後の話なので難しかったとは思う。
・番組を見てお店に行きたくなった人は多いと思いうし、店・店主のその後だけでなく、
過疎の問題とか移住の要素も含まれていて見ごたえがあった。
・店の経営は、特に冬場が雪で非常に厳しい状況となる。
肉まんを道の駅で売るとか、新たなソーセージづくりをするとか、
いろんな工夫をして経営にいろんな形で挑戦している姿を見ていると応援をしたくなった。
・「もの静かであまり積極的にどんどん人と話すタイプではないが、追いかけている信念のようなものがある。」
そういった店主のことを、じっくり1年かけて引き出した番組だと好印象を持った。
・店主の状況と気持ちの変化を、季節の変化と合わせて、美しく映し出しているところが特に印象的だった。
1年の期間があったからこそできたのだと思う。
初めて火をつける夏のシーンは始まりを予感させるワクワクさせる場面になっていたり、冬はお客さんが来なくて落ち込んでいたり、
引越しのシーンに決心が伝わるようなポロッと出てきた言葉をしっかり拾って店主の変化を伝えていたのは素晴らしい。
・町がランチツアーなど助成するなど応援している。
地域の人に支えてもらい、店主も店もこの町もどんどん発展していけば素晴らしいと感じた。
・成功したことだけではなく、計画倒れだったことや、
移住・地域産業の活性化の取り組みを増やすために不足している部分なども提供する現代の視点を
eatの番組制作の姿勢として持ち続けてほしい。
・妹さんの存在が消化不良だった。妹さんに対して店主がどう思っているのかを聞きたかった。
・「ずっと不安に思って生きていく、それを続けていく」という言葉を聞いてここでこの先も頑張っていく覚悟を強く感じた。
「今後もモルゲン応援していきたいな」と思える番組。一度行ってみたい。





