第211回放送番組審議会
開催日時:平成28年3月25日(金)15時00分
課題番組:「ふるさと応援TV えひめのミカタ2016 新春スペシャル」
2016年1月3日(日)16時30分~17時15分(45分)放送
◆審議の概要
・【愛媛の若い力】の紹介では、マンダリン・パイレーツや愛媛FCといったプロスポーツだけでなく、『えひめ国体』も取り上げたら良かったと思う。
・新春番組で【伊方原発3号機の再稼働問題】を取り上げたのはとても勇気があり感動したが、もう少し時間を掛けてほしかった。
・司会の大角アナウンサーは現職の知事と松山市長を相手に堂々としていて感心したが、伊方原発の問題や地域政治については、有識者を出演させて意見を述べるような構成もあったのではないかと思う。
・来年の国体後に始まる『道後温泉本館の改修工事』が、今、愛媛の観光にとって大きな問題になっている。松山市長にこの問題について分かりやすい説明を聞きたかったので、取り上げて欲しかった。
・知事と松山市長がメインの特番では固い話題になりがちなので、45分間、飽きずに見ることは大変だが、大角アナウンサーが”ダークみきゃん誕生の裏話”や”知事のポスターのエピソード”をうまく引き出したり、みきゃんとダークみきゃんの着ぐるみと長浜高校水族館部の生徒を登場させるなどしたのは番組のイメージを和らげることに効果があった。
・【伊方原発3号機の再稼働問題】を朝日新聞との共同世論調査を通じ、知事に質したのは、番組に呼んだことの意義を持たせることが出来たし、番組を引き締めていたと思う。
・ニューヨーク・タイムズの”行くべき世界の52か所”に四国が35位に選ばれたことを紹介していたが、ニューヨーク・タイムズがどのような愛媛の様子を紹介していたのかは分かりづらかった。
・内容が盛りだくさんだったので、45分の番組をあっという間に見終わった。
・番組の途中に挟みこまれていた市長、町長の新年の挨拶は型通りで、一方的に話すだけなので何人も続くと見る意欲を失った。イベント紹介をする場合はフリップを用意する、重要な内容はテロップで表示する、市長、町長を4人くらいのグループにし県下の市町が「チームえひめ」として、スクラムを組んで地域活性化に臨む意気込みを伝わるような新年の挨拶にするなど工夫の余地があると思う。
・知事と松山市長が会話するシーンが無かったのは残念だった。司会者がサポートして、お正月番組らしく全体的に和やかな雰囲気に出来れば良かったと思う。
・最近の人工知能についてのニュースなどから、今、教育の大切さを感じているので、出演していた長浜高校水族館部の高校生のことを地方の教育の成果として表現出来ていたら、良かった。