放送番組審議会

2024年04月21日(日)

第291回放送番組審議会

第291回放送番組審議会  2024年3月

 

 

審議課題: 「杉村太蔵×愛媛!えひめ“商売”のシクミ新春SP2024 」
放送日時: 2024年1月3日(水) 16時30分~17時30分  

 

 

・前回の「商売のシクミ」は登場人物が飲食に関する人だけだったが、

今回は「サブスクの花屋さん」とか「二拠点生活をする大学教授」など、

食べ物以外の分野の人が登場したことが良かったと思う。

 

・(番組に出てくる)「エヒメ侍」9人のうち8人が男性だったことや、

愛媛は出身地ではあるけれども、現在はあまり接点が無い人もいたので、

人選にもう少し工夫が欲しかった。

 

 

・地方創生を目的に屋外で茶会をしているという話は、

番組内の説明だけでは仲間内でお茶会をやっている印象で、

地方創生をどういうふうに進めていくのかなと疑問に思った。

 

 

・この番組といえば、やはり「杉村さん」というインパクトが強い出演者が毎回出て来て、

段々パターン化して来たと思っていたが、今回は「文化放送の名物ジャーナリスト」が

出て来ていろいろコメントをしたりして違うパターンを作りだしていて、

そこが非常に良いと思った。

 

 

・この「えひめ商売のシクミ」の3回目は、大人が観る番組として盛りだくさんの内容があり、

今迄で一番良かったと感じた。

 

・「サブスク」という言葉を年配者は分からないかもしれないので、簡単な説明があれば良かった。

 

 

・「はなが牛」とマルトモの味覚センサーを使った「だし入りハンバーグ」は

前回から継続するところであり、商品開発も始まったという意味では

これから期待されるので紹介していたのは良かったと思う。

 

 

・今迄、料理中心だったが、今回「サブスク」と「大学の先生」、

「転職サイト」といったサービス関係を入れたのは非常に良かったと思う。

 

 

・過去2回は、杉村さんを中心に「売れるものとは?」を考え、

提案することが主体だったが、今回は東京で活躍されている愛媛ゆかりの方々の活動を通して、

地域課題に対する愛媛のポテンシャルを「発信力、移住とライフスタイル、

地方創生、仕事(転職)」などの多面的な切り口で考えた点が意義深いと思った。

・トークの中に、2023年の振り返りもきちんと編集されて入っていて

、マルトモとゆうぼくの「コラボハンバーグ」のその後が紹介されるなど、充実していたと思う。

 

 

・今回はガラッと雰囲気も変わって、すごく観やすくなった。

普段の「スーパーJチャンネルえひめ」のコーナーにはたくさんの方が出ているので、

そういう方も含めていろいろな方を紹介して欲しいと感じた。

 

 

・出身地側から見るのと、出て行った側から見るのと、両方いろいろな見方があり、

ひとりが両方の見方を持つということはいろいろな意味で、人生で重要だったりすると思う。

その点でも、今回の番組、両面からの見方ということには

いろいろ考えさせるところがあり、興味深く最後まで観た。