- Vol.01 ジャスティン株式会社
- 代表取締役社長 種田 宗司
給与や福利厚生より先に知っておきたい
「働く」の本質についての講義です。
- 講義内容・登壇企業紹介
- INTRO
DUCTION
DUCTION

今回の講義内容
「どうしてこのようなサービスを考えたのですか?」
「女性の活躍を期待できる事業じゃない気がするのですが…」
「ステークホルダー経営の幸福度を高めるって…?」
就職活動ではなかなか聞けないことを社長に直球質問!
100のコトの中には種田社長がドキッとした質問も…??
回答を通して、会社の哲学、さらには仕事の本質について教えていただきました。

登壇企業について
「Just in Just(ジャスト イン ジャスト)」で「ジャスティン」。四国中央市にある「パッキン・ガスケット」の会社です。
パッキン・ガスケットとは…配管や機械の部品の間に挟んで液体や気体など流体が漏れないようにするシール材。
工業製品に欠かせないものをつくるジャスティンの経営理念は「お客様のご要望にまさにピッタリとフィットする商品や技術、サービスを提供する」。
商品・サービスはもちろんのこと、会社経営においても、社員の想いや、現代社会にもフィットするために日々変化を求めている会社です。

登壇者紹介
-
ジャスティン株式会社代表取締役社長
種田 宗司
- CM一覧
- MOVIE

- 学生から企業に向けて、
100個の質問をしました!
100個の質問をしました!
- Q.
- 01
17時までにお問い合わせがあれば、その日のうちに出荷するというのが、すごいなと思ったのですが、どうしてそのようなサービスを思いついたのかが気になりました。
種田社長
四国中央市の製紙プラントは365日24時間稼働しています。何かトラブルが起きてもすぐにお客様のお困りごとを解決できるように、素材を確保し、加工機を整え、技術を磨き続けた結果、このサービスを実現できるようになりました。これからもお客様のお困りごとに寄り添うことで、新たなサービスを構築してまいります。
- Q.
- 22
ステークホルダー経営を意識されているとお聞きしましたが、具体的にどのような取り組みをしてステークホルダーの「幸福度」を高めているのでしょうか?
種田社長
まず一番大事なことは自分のステークホルダーを理解するということです。会社組織にとっても最も大事なステークホルダーは顧客です。顧客の幸せの創造の為には「顧客課題」を明確にし、その課題の「解決策」をものを通じて提供することが大事です。加えて、個人個人のステークホルダーを明確にしていくことも重要です。自分にとって最も大事なステークホルダーは誰なのか?そのことを自分で考え抜いて初めて、ステークホルダーを幸せにするということの第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。
- Q.
- 34
M&Aを積極的に行っているが、その中でも会社の軸を変えないために守っていることは何ですか?
種田社長
各社、それぞれの会社に文化や思想があることは間違いありません。方向性も様々です。しかしながら、ジャスティン・グループの一員として、仲間として進む以上は経営理念「Just in Just」や弊社の人事方針である「紳士淑女たれ」を理解して、実践してもらう必要があります。ただ、これらの考え方は既存の文化を否定するものではなく、人として正しく生きるということなので、既存文化とも共存できるはずだと考えています。
- Q.
- 49
適材適所を行うために組織を変えたとあるが、役職を変えたことによって企業にどのような影響がありましたか?
種田社長
組織の活性化はもちろん、会社の変化する力、変化に適用しようとする力が増しました、一人ひとりが自身の活躍したい場所を自ら考えるようになり、好奇心や向上心、当事者意識が増しました。
- Q.
- 71
女性の意見が必要になる事業内容ではないように感じたのですが、積極的に女性の活躍を支援する理由はなぜですか?また、女性の採用や女性だけでの会議を通して、女性ならではの成果は得られましたか?
種田社長
逆に言えば、男性の意見が必要な業務でもないですよね。弊社が必要な意見があるとしたら、それは「人のお困りごとに寄り添える人」の意見だと思います。積極的に女性の活躍を推奨するのは、十分に女性がその才能を解放できない状況にあったからです。その最大の要因は、女性の女性自身に対してのアンコンシャスバイアス。それを取り除くことが何よりも大事な経営課題だと感じて女性だけの会議「リベロ倶楽部」を実施しました。

- 講義中に答えられなかった残りの質問も
すべて答えてもらいます!
すべて答えてもらいます!
- Q.
- シゴト・サービス
-
17時までにお問い合わせがあれば、その日のうちに出荷するというのが、すごいなと思ったのですが、どうしてそのようなサービスを思いついたのかが気になりました。
四国中央市の製紙プラントは365日24時間稼働しています。何かトラブルが起きてもすぐにお客様のお困りごとを解決できるように、素材を確保し、加工機を整え、技術を磨き続けた結果、このサービスを実現できるようになりました。これからもお客様のお困りごとに寄り添うことで、新たなサービスを構築してまいります。
-
迅速なパッキン・ガスケットの発送のサービスに感心したのですが、企業創立当初からこのようなサービスを行っていたのですか。もし途中から始めたサービスならば、なぜこのようなサービスを始めたのですか。
四国中央市の製紙プラントは365日24時間稼働しています。何かトラブルが起きてもすぐにお客様のお困りごとを解決できるように、素材を確保し、加工機を整え、技術を磨き続けた結果、このサービスを実現できるようになりました。これからもお客様のお困りごとに寄り添うことで、新たなサービスを構築してまいります。
-
17時までの注文はその日に出荷するということですが、ギリギリの注文ほど社員に大きな負担がかかるのではないでしょうか?
ギリギリの注文は工場の製造メンバーにとって大きなプレッシャーであると同時に、やりがいでもあります。その迅速な対応でお客様のお困りごとを解決でき、お客様が喜んでいただけるから力が発揮できるんです。
-
お客様の要望に迅速に応えることにより生じる弊害などはありますか?
何もありません。それを実現することが我々の使命です。
-
製品を作る過程でAIを活用していますか?また、活用する予定はありますか?
今後、活用する予定です。詳しくはお話しできませんが、実装も間近です。
-
経営理念を達成するために最も意識していることはなんですか?
当たり前に思えるかもしれませんが、経営理念の達成のためには経営理念の浸透が必要です。なぜ、この経営理念をもとにビジネスを行っているかを繰り返し語り続け、共感してもらい、実践していく。この当たり前に見える、連鎖を間違いなく、途切れることなく続けていくことが、経営理念の達成のための王道であり、唯一の道だと思っています。
-
迅速にお客様からの問題に解決することに対して、どのような体制を敷いているのか、また工夫していることがあれば具体的に教えてください。
仕組みを作り、素材を確保し、加工機を整え、技術を磨き、人も採用する、そしてジャスティンが目指すメンバーへと導き共に会社が目指すあるべき姿を共感する。どんなに素晴らしい仕組みがあっても、それを行う人がいなければ実現できない。どこまで行っても一番大事なことは、「人」。人づくりに力を入れること、そしてそれに賛同し実践してくれる「仲間」こそが、最もジャスティンで誇りたい工夫です。
-
どのようにして顧客を増やしていますか?
今の時代、欲しくないものを買う人はない。手に入らないものもほとんどない。ものにこだわるのではなく、ものにまつわるコトを徹底的に磨いていくことが大事。そして、磨いたことを、魅力だと感じてくれるお客様に誠実に提案することが大事だと思っています。そうして、経営理念に裏打ちされた弊社のサービスを評価してくださる方に、誠実に提供し続けたいと思っています。
-
速さと品質を両立するための工夫は何ですか?
トレードオフではないということを理解すること。つまり速さも品質なのだということを全社員が理解すること。そうなれば、それは両立ではなく、品質の追求という一つの軸で語ることも実践することもできます。
-
迅速な対応を売りにしていると学びました。成熟した製品を販売していく上で成功する企業は少ないと思いますが、この「迅速な対応」に目を付けたきっかけを教えて下さい。
四国中央市の製紙プラントは365日24時間稼働しています。何かトラブルが起きてもすぐにお客様のお困りごとを解決できるように、素材を確保し、加工機を整え、技術を磨き続けた結果、このサービスを実現できるようになりました。これからもお客様のお困りごとに寄り添うことで、新たなサービスを構築してまいります。
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17時までの注文はその日に出荷する、という製品提供の早さにこだわる理由はなぜですか?
四国中央市の製紙プラントは365日24時間稼働しています。何かトラブルが起きてもすぐにお客様のお困りごとを解決できるように、素材を確保し、加工機を整え、技術を磨き続けた結果、このサービスを実現できるようになりました。これからもお客様のお困りごとに寄り添うことで、新たなサービスを構築してまいります。
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最短15分、17時までの注文でその日中に加工を実現するために、社員全員が製品に精通していることの他に取り組んでいることはありますか?
それを実践することが、経営理念「Just in Just」を実践することだということを全メンバーに理解してもらうようにしています。これが根幹なんです。なぜこれが必要なのか・・・経営理念を実践することだから大事なんだとちゃんと思えるかどうか。ビジネスで何か迷うことがあれば、経営理念に戻ることが大事。その根幹たる経営理念を実現し、体現するためにこのサービスを実現させる必要があると全員が共感することが大事。
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「ガスケット」といったニッチな商品に特化されていますが、その背景・要因についてお伺いしたいです。
創業者である村上英雄が、創業時にスタートさせた仕事が「ガスケット」の製造及び販売です。確かにニッチな商品ですが、ガスケット1枚無いことで機械が完成しない、プラントが動かせないということがあります。売上の大小ではなく、お客様にどれだけ貢献できるかということにフォーカスをして仕事ができるのが、この「ガスケット」事業の醍醐味のひとつです。
-
部品を加工する過程はどのくらいの時間を要しますか?
最短15分!です。
-
工業用品の設計から販売までを一貫体制で展開されているとのことですが、その利点・欠点等についてお伺いしたいです。
お客様のお困りごとに対して、提案から解決までをモノを通じて伴走でき、そこにお客様の感動までも感じられることはこの上ない幸せです。当然、その責任の範疇は広くなります。得意なことでも驕らず、誠実に仕事と向き合っています。
- Q.
- 企業の強み・課題
-
パッキンやガスケットなどの製品そのもので他社と差別化をしている点はありますか?
株式会社バルカーの代理店としてスタートし、今なおバルカーの四国の代理店として高い品質の製品を提供し続けています。品質とは、その製品性能だけではなく、お客様との契約ごと、つまりは納期や数量などはもちろんの事、製品の見た目やその梱包も品質だととらえています。それら全てを欲張って磨いているのが弊社ジャスティンです。
-
全ての社員が製品に精通していると書かれていますが、入社当初は工業系の製品について詳しくなくてもいいのででしょうか?
全くの素人で問題ありません。入社後に入社時研修カリキュラム、その後のOJTカリキュラムを整備し、すべての仲間が高い水準でばらつき無く業務ができるように徹底的に導いていきます。
-
17時までの注文はその日のうちに加工して出荷するとのことでしたが、どのような方法で迅速な対応が実現しているのかについて教えていただきたいです。
材料在庫、必要な加工機、卓越した職人、製販管を結ぶ基幹システム、高い職業人(プロ)意識、そしてそれらを統合する経営理念「Just in Just」の浸透。技術だけでもシステムだけでも志だけでもなく、それらすべてが統合され一つの生き物のように有機的に結びつくことが、結果的にこのスピードを生み出しています。
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発注に対して30分以内にスピーディー反応できるという強みを生み出すために、社員には高度な知識や技術が求められるが、その点で社員の育成において意識していることや徹底していることはありますか。
技術的な面は徹底的に教育していきます。基本に忠実であること。当たり前のことを当たり前にできること。ルールはルールでしっかりと順守することも重要です。そうして、日々の研鑽を積むことで、初めて実現できるスピードです。
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総務、経理部門の方々はいつCADソフトを学んでいるのか、また過去に使用した経験はあるのか知りたいです。
ほとんどすべてのメンバーが入社後の研修で習得します。基本的な部分は入社時研修で学び、日々の業務の中で研鑽を積んでいきます。
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四国内の県に対して迅速な配達で差別化を行えていると仰っていましたが県外に対してもそのような差別化を行えているのでしょうか。
出来ます。しかし、外部輸送を使用するので、2024年問題が影響しているのは事実です。外部環境に影響を受けないような仕組みづくりを目下検討し、磨きこんでいるところです。
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ステークホルダー経営を意識されているとお聞きしましたが、具体的にどのような取り組みをしてステークホルダーの「幸福度」を高めているのでしょうか?
まず一番大事なことは自分のステークホルダーを理解するということです。会社組織にとっても最も大事なステークホルダーは顧客です。顧客の幸せの創造の為には「顧客課題」を明確にし、その課題の「解決策」をものを通じて提供することが大事です。加えて、個人個人のステークホルダーを明確にしていくことも重要です。自分にとって最も大事なステークホルダーは誰なのか?そのことを自分で考え抜いて初めて、ステークホルダーを幸せにするということの第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。
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四国周辺では競合他社がいないということだが、今後もシェアを低下させないため、また広げるために力を入れていることはありますか?
人材教育です。会社組織を細分化したときに、最終的に残る最小単位は「人」です。ですから企業を発展させようと思えば、人の成長は欠かせません。何をするにしても、企業で成長を求めるのならば、まずは人の成長です。
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人材を育てることに力を入れているとのことですが、特に力を入れて取り組んでいることを教えてほしいです。また、就活生向けに行っていることがあればそれも知りたいです。
人材教育の基本は人間力です。その土台となるのは「読み・書き・算盤」。母国語を鍛え、インプットたる読み、アウトプットたる書き、そしてロジックの算盤。この基礎力を身に付ける研修を行うとともに、その先には人間力を鍛えるための読書の習慣作りを行っています。就活生に対しては、私が「中小企業とは」「働くとは」ということを話をさせていただいております。
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常に向上の雰囲気とあるがこれを実現するためにどのようなことを実践していますか?
学び続ける習慣作りをするために、新聞や本を読む、そしてその感想をまとめるということを行っています。このインプットとアウトプットの繰り返しが好奇心と向上心の醸成に繋がっています。
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迅速な解決以外に、他の競合にはないジャスティンの強みは具体的にどんなところだと思いますか?
スペシャリストとしての提案力です。お客さんが何に困っていらっしゃるのかを推察し、言葉にならないご要望を察する。そうして、お客様が想像した以上の解決策を提案実現することができるスペシャリスト集団であることが弊社の強みです。
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ジャスティンさんの考えや理念に魅力を感じる部分が多く、強みも十分に理解できました。逆に社長が感じる会社の弱みやその対策があれば教えていただきたいです。
人手不足は課題です。経営理念に賛同して、向上心を持った仲間たちと働きたいとの思いが強いので、採用に関しては妥協がありません。人手不足にはDXを積極的に行って生産性を向上させています。
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M&Aの経験が豊富であることが強みであるということですが、他社にできないことができるのはなぜですか。
「なぜ、M&Aをするか」そこにぶれない意思があるからだと思います。規模を拡大したいというよりも、M&Aを通じて既存顧客に更なる価値を提供できるようになりたい、という強い情熱があるかです。
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常に向上の雰囲気を作るために、社長ご自身が意識していることはありますか?
私が誰よりも学び誰よりも成長する。そうして、仲間たちを導くための道標になること。私はどこまで行っても社員を輝かせるための触媒。社員が真に成長し成功し輝くために黒子に徹することを常に自分自身に厳しく言い聞かせています。
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これまでの強みに加えたい強みはあるか知りたいです。
もっともっと多様なキャリアパスを歩んだ仲間たちとより多くの商材を扱えるようになっていきたいと思っています。
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社員の多様性を実現する際の課題や意識していることはありますか?
多様性は何でもあり、ではないんです。性別も宗教も国籍も年齢もハンディーの有無もキャリアもぜんぶ個性だと思っています。しかし、代わりに絶対に譲れないことは経営理念「Just in Just」に共感し、磨きたいと思っているかどうか。この想いさえ共感できれば、どんな方も弊社で活躍できると考えています。
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業界内での競争や外的な脅威、課題に対してどのように対応されていますか?
常に環境変化にアンテナを張るということが重要。外部環境の変化は抗うことのできないケースが多い。その変化を受け入れ対応するためには、なるべく早めに変化を知り理解する必要がある。一方で、どんな環境下であっても突き通すべき自社の強みもある。感度を高く、強みをダントツ一番に磨き上げる。
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四国周辺においてビジネスを展開しているということだが、地域貢献という観点から自社にしかない魅力は何だと考えますか?
ひめボス スーパープレミアム認証の取得やえひめSDGsアワードでの優秀賞の受賞、くるみん、えるぼし(2つ星)の認証など多くの認証を頂いている。これは自社だけを良くしたいということではなく、我々のような製造業で、かつ我々のような規模であってもできることはあるのだ、小さくとも継続性と即効性のある取り組みをし続けることで会社は確実に良い方向に変わっていくのだということを知っていただくこと、そして伝えていくことが弊社にできる地域貢献のひとつだと思っています。
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M&Aを積極的に行っているが、その中でも会社の軸を変えないために守っていることは何ですか?
各社、それぞれの会社に文化や思想があることは間違いありません。方向性も様々です。しかしながら、ジャスティン・グループの一員として、仲間として進む以上は経営理念「Just in Just」や弊社の人事方針である「紳士淑女たれ」を理解して、実践してもらう必要があります。ただ、これらの考え方は既存の文化を否定するものではなく、人として正しく生きるということなので、既存文化とも共存できるはずだと考えています。
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M&Aの利点は何ですか?
ステークホルダーに提供する幸せの総量こそが、その企業の存在価値です。存在価値を高めるためには既存のステークホルダーに提供している幸せを増やすか、ステークホルダーを増やすかのどちらかです。M&Aでは新たなステークホルダーと新たな技術や商材が増えることになります。そうなると当然、提供できる幸せの総量が増えることになり、ジャスティン・グループの存在価値は増します。これがM&Aの利点です。
- Q.
- 3C分析
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ステークホルダー経営について地域とはどのように関わっていますか?
雇用、教育、地域清掃や地域行事への参画。良い会社の作りをすることによる、地域経済へのポジティブな影響を与えることも地域貢献のひとつだと思っています。
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成熟した製品市場、成熟してなお必要とされる製品とは具体的に何ですか?
成熟したらその製品が不要になるということではない。成長期のように急な市場拡大はなくとも、急な技術開発がなくとも、地道な素材研究はずっと続いており、提供方法や加工方法の研究も日夜行われている。つまり、必要とされる製品としては、その製品の品質にかかわる部分での歩みを止めない製品は今後も必要とされる製品に進化し続けるものと考えている。
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四国で唯一と呼べる企業ならではの悩みや、需要に供給が追い付かないなどの経験はありますか?
お客様により喜んでもらうための研鑽を積み続けることが使命だと思っています。技術を磨き、今できないことをできるようにする。提案力を磨き、よりお客様に新たなアイデアの源泉にしていただく。よりスムーズな受発注ができるようなサポートを考えだす、などやらなければならないことはいくらでもあります。そういったポジティブな悩みを多く抱えています。
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四国周辺で競合がないということですが、競合がない事でのメリットとデメリットを教えてください。
お客様により喜んでもらうための研鑽を積み続けることが使命だと思っています。技術を磨き、今できないことをできるようにする。提案力を磨き、よりお客様に新たなアイデアの源泉にしていただく。よりスムーズな受発注ができるようなサポートを考えだす、などやらなければならないことはいくらでもあります。そういったポジティブな悩みを多く抱えています。
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今後、東北や北海道また、海外などに進出する予定はありますか?
違う地域でも弊社のサービスを必要とされる方がいらっしゃれば、提供していきたいと思います。弊社のできることを提供することで、日本のモノづくりを少しでも元気にすることができるならば挑戦していきたいと思います。
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競合他社と協力している点はありますか?
ジャスティンでもできる、他社でもできること。その中で、より他社の方が得意であれば、加工をお願いすることはあります。結果的により良い製品がスピーディーに、安価でできればお客様をよりハッピーにすることができるので。
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顧客とはどのくらいコミュニケーションをとって製品を作りますか?
お客様とは定期的にお会いします。ルートセールスという形態をとっていますので、定期的にお会いするだけでなく、電話やメールでのコミュニケーションも欠かさずに製品づくりをしています。
- Q.
- 今後のビジョン
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M&Aで日本の会社だけでなく、中国の会社との連携をした意図、その成果を教えていただきたいです。また今後、日本企業の進出が多い東南アジアを始め、海外に進出する計画はありますか?
中国の会社はM&Aではなく100%新設の会社ですが、ここで書かれているようなクロスボーダーのM&Aは中小企業でも検討する動きがあります。弊社でも、弊社の強みを活かせるパートナーが見つかれば検討していきたいと思っています。
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現在、新しい価値を生み出すために行っているものはありますか?
お客様の声を丹念に聞くようにしています。日々の営業の中でお客様の新たな課題を発見し、その課題に対して我々からご提案できる最高の解決策をお伝えさせていただく。その提案がお客さんにとって価値あるものと判断されれば、新たなビジネスとなります。もちろん、既存の取扱製品についても、より早く、より良いものを提供できるように創意工夫し続けています。
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10年後どうなっているか具体的に計画していますか?
10年は計画というよりも、夢に近いですが、常に将来に対して夢をもって活動するようにしております。
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中国、インドなど東南アジアあたりに市場があるのではないかと私は考えているのですが、海外進出を考えていますか?
中国の上海にはグループ会社があり、今後も海外への展開を検討してきたいと思っています。
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M&Aを積極的に行うことによるメリットは沢山あると思うのですが、このM&Aを行うことによって、なにか都合が悪くなったことや、起こる問題などのデメリットはありますか?
都合が悪いことはありませんが、文化の違う2社が一緒になるためには、考え方を大きく変える必要があります。価値観を変える必要も出てきます。当然それは簡単なことではありません。私にとっては新たな仲間たちの人生に対しての責任も増えます。真剣に向き合って考えなければならないことが、急に増えることも間違いありません。それには膨大な時間が必要なことも間違いありません。ただ、それらは正確には「問題」なのではなく私の「やりがい」ではありますが。
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円安などの日本経済、そして世界情勢が不安定ななかで影響を受けた部分、また対策などはありますか?
常に世の中は変化しています。昨今は「劇的に」という言葉もつけて良いくらいに変化しています。それらに対して、常にアンテナを張り、どのような変化が起きているのかを正しく知る必要があります。そのうえで、自社が対応できることなのか、そうでないことなのか分ける必要もある。自社がいくら取り組んでも変えられないことは、それを受け入れ、自社の取り組みで改善できることに注力する。この基本原理を見失わないことが大事だと思っています。
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適材適所を行うために組織を変えたとあるが、役職を変えたことによって企業にどのような影響がありましたか?
組織の活性化はもちろん、会社の変化する力、変化に適応しようとする力が増しました。一人ひとりが自身の活躍したい場所を自ら考えるようになり、好奇心や向上心、当事者意識が増しました。
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個を生かすために組織を変えるとありましたが、組織を変える事は中々難しい事だと思うのですが、そのような事をどのように実現しているのですか?
本気で、社員の事を考え、一人ひとりに最高の成功のストーリーを考えようと努力すること。そして、そのことをすべてのメンバーと共有すること。そうすれば、組織の変更はそのための必要な仕掛けであって、誰かの価値を棄損するものではなく、高めるものだと理解してもらえる。そうしたら、その組織変更は成功すると思っています。
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社員さんの成長を大切にされているということでしたが、どのような成長を求めていらっしゃいますか?
人間的な成長です。技術的な成長は当たり前。学び続けようとする気持ちや人として正しくあろうとする想いを醸成していくことを求めています。
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創業当初から見据えているビジョンはありますか?
創業来の生業である「パッキン・ガスケット」でお客様に貢献し続けるというVISIONは堅持し続けています。
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会社としての将来のビジョンや目標は何ですか?
ステークホルダー経営を深め続けていくことです。
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現在、注目している技術や研究等はありますか?
もちろんAIです。
- Q.
- 人材・働きがい・男女共同参画
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求める人材・働きがい・人材教育・男女共同参画について教えて下さい。
求める人材は経営理念に賛同してくれる人。そんな人をもっともっと魅力的な人に育てるのが会社の使命。そういった考えのもとでは、性差はただの個性の一つ。
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女性社員をリベロと呼び、リベロ倶楽部という会を実施したという記述を拝見しました。おそらく5年程前の記述だと思われるのですが、現在のダイバーシティに関する取り組み、考え方の変化があれば教えていただきたいです。
男女だけではなく、すべての性、宗教、国籍、年齢、ハンディの有無、キャリアが個性として認め合える、そんな組織を創り上げていきたいと思っています。
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能力があるものを登用とあるが、どのような能力や資格を持つ人を求めていますか?
技術的な能力は当たり前。学び続けようとする気持ちや人として正しくあろうとする想いをもって、経営理念に向かって努力し続ける能力を持った人を登用します。
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今ご自身で求める人物像があるかと思いますが、ご自身が若い時にこの人物像に近づく為にやっとけば良かったこと、やってよかったと思ったことは何ですか?
もっともっともっと自分の殻を意識して、打ち破るために外と関わるべきだったと思っています。どうしても同質の仲間たちと時間を共有していましたが、それはもちろん楽しいことではありますが、それだけではなく外へ外へと意識を持っていけるように活動すべきだったと思っています。
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「社員を育てる」「勉強」についてよく書かれていましたが、何か社員を育てるための活動やサポートはあるのでしょうか?
毎月のようにレポートを書いてもらっています。新聞記事や本を読んで感じたこと考えたことをA4、1枚にまとめてもらっています。それ以外にも視察研修や外部研修へ多くの人を参加させたり、社内での勉強会の開催も行っています。
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女性の管理職を増やしたことで他社との違いが生じたと感じることがありますか?
他社がどうかはわかりませんが、過去の自社と比べて、今の方がより女性の持つ力をより引き出せているのではないかと思っています。活気も増しています。
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男女共同参画に力を入れて取り組もうとしたきっかけについて具体的に教えてください。
私の入社当時から積極的な女性の登用は行っていたが、一部偏見が残っているように感じる部分もあった。そもそも女性と男性とではいろいろと差があるとしても、それは弊社の仕事を行う上での障害なのだろうかと考えたときに、その答えはNO。いろいろ対話をしてみると「障害がある」という偏見を生み出しているのは男性だけでなく女性自身もまたその偏見を抱いてることに衝撃を受け、それを打破しようと考えたのが最大のきっかけ。
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「ひめボス」を達成するために組織を変えたということでしたが、その中で大変だったことはありましたか?
「ひめボス」を達成するために組織を変えたのではなく、「ありたい姿」「あるべき姿」に向かって10年以上組織改革をし続けた結果、「ひめボス」が目指す組織と一致した。最も大変だったのは女性が抱く「女性は男性をサポートするもの」というアンコンシャスバイアスの変革でした。
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ジャスティンにとって、女性管理職、女性社員の割合が高く、「ひめボス」を達成していることは、会社自体にとってどのような影響がありますか?
今は100名の組織です。うち男性が60名、40名が女性です。この40名の女性が、私はこれ以上成長しなくて良いと思う組織なのか、それとももっともっと成長し続けたいと思う組織なのか。明らかに後者の方が活性化された良い組織なのだと思っています。
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前向きな人を求めるとは具体的にどんな人間を指しますか?
好奇心と向上心と、向学心があり、自分をラッキーな人間だと心底思える人。
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採用に関して、重視していることや気をつけている点があれば教えてください。
好奇心と向上心と、向学心があり、自分をラッキーな人間だと心底思える人に、弊社の経営理念に賛同できるかどうかを聞いています。弊社の選考基準はこれだけです。
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どのような能力のある人間がこれからの社会で生きていくうえで大事にされるか
好奇心と向上心と、向学心があり、自分をラッキーな人間だと心底思える人だと思います。
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採用に関する面接などをする際に必ずする質問はありますか?
自身がラッキーな人間と思っているかどうか、弊社の経営理念に賛同できるかどうか。
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女性管理職を増やすにあたって、女性は男性より管理職を目指す人が少ない印象がありましたが、どのようにして管理職を目指す女性を採用・育成しましたか?
繰り返しの対話です。弊社には女性役員がいますが、その人間による何年にもわたる対話で女性を勇気づけていきました。そうして、その女性メンバーは成長し、管理職を十分に担える人材となり、成果を出してくれました。そんなファーストペンギンたる仲間を見て、次々とその後に続く仲間たちが誕生してくれました。
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女性を登用してよかったことはありますか?
今は100名の組織です。うち男性が60名、40名が女性です。この40名の女性が、私はこれ以上成長しなく良いと思う組織なのか、それとももっともっと成長し続けたいと思う組織なのか。明らかに後者の方が活性化された良い組織なのだと思っています。そして、今、弊社はそんな組織になっていると思います。
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ジャスティンさんは理念を大事にしていると話を聞きましたが、その中で社員と企業の向かう方向を合わせるために困難であったことがあれば教えて下さい。
経営理念は作ったら浸透するというものではない。叫んだら聞き入れてくれるというものではない。そもそも理念に道理がなければ伝わるはずもない。理念が実践できない絵空事でも体験しようがない。経営理念を策定したのが2005年。20年経つと最初からある所与のものになる。常に、誰であっても、経営理念を自分事ととらえることができるようにことあるごとに対話しなければ、方向性を合わすことはできない。
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女性の意見が必要になる事業内容ではないように感じたのですが、積極的に女性の活躍を支援する理由はなぜですか?また、女性の採用や女性だけでの会議を通して、女性ならではの成果は得られましたか?
逆に言えば、男性の意見が必要な業務でもないですよね。弊社が必要な意見があるとしたら、それは「人のお困りごとに寄り添える人」の意見だと思います。積極的に女性の活躍を推奨するのは、十分に女性がその才能を解放できない状況にあったからです。その最大の要因は、女性の女性自身に対してのアンコンシャスバイアス。それを取り除くことが何よりも大事な経営課題だと感じて女性だけの会議「リベロ倶楽部」を実施しました。
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私は年上の人とのかかわり方が苦手なのですがどのような後輩が上司に好かれると思いますか。後輩力を取得したいです。
素直に人の話を受け入れられる人。もっと言えば、貴方が付き合いたいと思うような人であればいいと思います。先輩後輩でも上司部下でもよくよく考えたら、それは人と人との付き合いです。貴方自身が付き合いたいと思うような人に貴方がなればきっと上司だけでなく多くの人が貴方の支えになってくれるのではないでしょうか?
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ひめボスに該当する女性がいる場合、組織を変えていくというお話であったが、女性が管理職として働けるように、具体的にどのように組織を変更していますか?
どうしてもそれまでのキャリアパスの中で得られなかった経験もあるし、今なお家庭環境のためにできないこともまだまだあるのが現在メインで働いてくれている女性スタッフの特徴です。しかし、経営理念の理解と実践という意味において他の男性社員と比べても引けを取らないし、それだけの貢献をしてくれています。既存のポストの管理職では確かに、違和感があるところを、組織や業務の範疇を変えることで、新たなポストをつくりその能力を遺憾なく発揮できるようにしました。
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社員の働きがいやモチベーションを高めるための取り組み等があればお聞きしたいです。
1on1の実践は重要なアクションだと思っている。知ること、知ってもらうこと。そして、そのうえで会社と一緒になって働き方や5年後、10年後のビジョンを作っていくことが、働き甲斐やモチベーションに繋がっていくのだと考えている。
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「前向きな人・積極的な人」という気持ち的な面ではなく、商品に共感し愛することができる人を集めるためにより組んでいることがあれば教えていただきたいです。
弊社の製品で実現しようとしていることと経営理念とは密接に結びついている。そのために、製品を愛する=弊社の経営理念を愛することだと思っている。加えて言えば、弊社の経営理念には「前向き・積極的」という概念が包含されており、結局のところ「経営理念」に賛同できるかどうかこそが最も重要な採用のポイントとなる。弊社では新卒の方でも中途採用の方でも会社説明を実施する際に、この経営理念について多くの時間をとって説明をさせて頂いている。これが弊社にとってとても大事な時間となっていると言えよう。
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迅速な対応が可能になる組織づくり、人材づくりの秘訣はなんでしょうか?どのような社員教育を行っておられるのでしょうか。
人生が何のためにあるかという話を繰り返し伝えています。金のために人生があるのではないということ。人生の幸せの原点には人を幸せにするということがある事をずっと伝え続けています。この対話が非常に大事だと思っています。
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勉強する人を人材として求めているということですが、現在働いている社員の方たちが実際にどのような勉強をしているのかについてお聞きしたいです。
毎月のようにレポートを書いてもらっています。新聞記事や本を読んで感じたこと考えたことをA4、1枚にまとめてもらっています。それ以外にも視察研修や外部研修へ多くの人を参加させたり、社内での勉強会の開催も行っています。
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文系の私は工場と聞いて敷居が高いと感じますが、HPを見たら学歴文理資格不問と書いてありました。特に専門知識もいらないのでしょうか。
特別な資格は何もいりません。必要なことは会社に入ってから勉強していただきます。でも、土地柄、車の免許は必要かもしれません。
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女性だけの会議があるとお聞きしましたが、女性だけの会議では業務内容に関することを話すのか、具体的に何を中心に会議を行うのか、男性がいる時の会議とはどんな違いがあるかお聞きしたいです。また、女性だけの会議だけではなく、男性だけの会議はあるのでしょうか?
社内で女性のキャリアパスが確立するまで、女性一人ひとりが自身の存在が会社の中でどういう貢献に繋がっているのかを確認したり、今後どういうことを習得していけばいいのかという意見を話し合ったり、絆を深めあったりしていました。今では性別に関係なくキャリアパスが描ける組織が出来上がりつつあるので、性別にこだわった会議はありません。
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社長または、社員の考える「働きがい」とは具体的にどのようなものなのか知りたいです。
自分の能力を存分に発揮し、誰かを幸せにすることで、誰かを幸せにできる自分を発見し自己肯定感を上げ、自分自身の生まれてきた意味を感じられること。このことが「働き甲斐」だと考えています。
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貴社だからこそ発信する方法はありますか?
様々な認証を頂くことで、紹介していただくことが増えました。弊社での取り組み一つひとつはそれほど難しいことではありません。弊社の取り組みを知っていただくことで、周りの中小企業の皆様も取り組んでみようかな、と思っていただけると非常にありがたいと思っています。
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社員全員が製品に精通し、スピーディーなサービスの提供を実現しているが、どのような人材育成をおこなっているのですか?
「何をやるのか」や「どうやるのか」ではなく、「なぜやるのか」を大事にしています。それを入社時から徹底的に伝えています。「なぜやるのか」がわかっていれば、初めてのことやわからないことに直面しても、大きく間違ったアクションをとることはありません。すぐ戦力になって欲しいからと言って知識や技術だけの話をしていただけでは本質から遠ざかってしまいます。時間がかかったとしても、まずは「なぜやるのか」の共有をするようにしています。
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ジャスティンさんはダイバーシティを重視していることを学びましたが、企業が出来たときからそのような風潮があったのでしょうか。それとも今の社長になってからさらに重視するようになったのでしょうか。
少なくとも先代の社長の時から女性活躍推進に取り組んでいました。時代の変遷とともに弊社でもダイバーシティに対する意識が進化していきました、現在でも十分かと問われれば、まだまだ多くのアンコンシャスバイアスがあることでしょう。これから先も多くの方々との対話を通じて多様性のある組織を作っていきたいと思っています。
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女性社員を増やすために一番大事にしていることはなんですか?
女性だ男性だと言わないことです。どっちでも良い話をわざわざ言わないことです。あまり前のことをわざわざ言わないのと同じことです。
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社員の評価方法や評価基準はどのように設定していますか?
半期ごとに社員側から評価して欲しいことを1次評価者と1on1で決めます。そして、その評価して欲しいことで、半年後に評価しています。もちろん、なんでもいいわけでなく、会社方針に沿っていなければなりませんが。
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ダイバーシティを大切に…どういったことを特に大切に行っていますか?
性も宗教も国籍も年齢もハンディーの有無もキャリアパスもその人の個性だと言い切る事。その前提としてすべてのメンバーが経営理念に賛同し、実践し、体現したいと思っていなければなりませんが。
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求める人材であるかの判断はどこを見て行っていますか?
好奇心と向上心と、向学心があり、自分をラッキーな人間だと心底思える人に、弊社の経営理念に賛同できるかどうかを聞いています。弊社の選考基準はこれだけです。
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外国人労働者は文化や価値観の違いがあると思いますが、どのようなことを気を付けていますか?
とにかく知ることです。すべてを用意してあげることはできないですが、知って理解してできる限り共感することです。また日本のこと、日本人のこと、自社のことも知ってもらう必要があります。お互いに知って共感することができれば大きな問題は一つもありません。
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人材を育てることに力を入れているとあったのですが、具体的にどういった取り組みを行っていますか
毎月のようにレポートを書いてもらっています。新聞記事や本を読んで感じたこと考えたことをA4、1枚にまとめてもらっています。それ以外にも視察研修や外部研修へ多くの人を参加させたり、社内での勉強会の開催も行っています。
- Q.
- その他
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三代目で行った大きな改革はありますか?
変えないことの方が明確です。変えないのは「経営理念」。逆に言えば、それ以外についてはどんどんと変えているような気がします。特に人材の登用の仕方や働き方はずいぶんと変わったように思います。会社をより良くしようと、色々悩んで考えて決断してトライしたことでもうまくいかないことはあります。そんな時は、決断したところまで戻ればよい。それで、もう一度、やり直せばよい。経営理念は企業の生き方であり哲学。人間も生き方や哲学がしっかりしていれば、ちょっとやそっとの事では揺るがないように、企業も経営理念がしっかりしていれば、枝葉を変えて大丈夫。
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大学生のうちにしといたほうがいいことを具体的に教えてほしいです。
今の自分には興味がないということにも触れてみること。食わず嫌いをやめること。選択肢を増やし続ける努力。今しかできないアカデミックな学び。大学生だからこそ取れる長期休暇で世界を広げる。
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社長がどのような経験や考えからやりがいを大切に考えるようになったのか知りたいです。
お客様との対話や社会人経験を積むこと、社長業をする中で関わってきてくださった多くの方々との交流、子供が生まれ父親となったこと、それらの一つ一つの経験が人として、企業人として、社長としてどうあるべきかを考えさせてくれました。そういう中で、私がすべきことのひとつが社員のやりがいの創造(のサポート)だと考えました。
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大学時代に行ったことで、今の仕事に一番繋がっていると思う経験があれば知りたいです。
大学院時代の数学の研究です。寝食を忘れ、没頭し、ある意味では自分のためだけに、自分の思うままに、時間もお金のことも気にすることなく一心不乱に一つのことをやり続けた経験は、私の血肉となっています。
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ある程度のPCの知識がないと入社できませんか?
あった方が良いでしょうが、会社に入ってから学んでも遅くはありません。人間、学ぶに遅いはありません。死ぬまで勉強、死ぬまで成長です。
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大学生のうちにやっておいたほうがいいこと、持っていたほうがいいと思う考えを教えてください。
今の自分には興味がないということにも触れてみること。食わず嫌いをやめること。選択肢を増やし続ける努力。今しかできないアカデミックな学び。大学生だからこそ取れる長期休暇で世界を広げる。
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日本では企業を経営する上で社会課題解決のことを考えてきた風潮がある、ということは今まであまり聞いたことが無かったのですが、種田さんが社長になられる前から社会課題解決の意識はありましたか。
28歳でジャスティンに入社して、30歳で社長になりました。自分の家業ではなく、娘婿として入社して、社長になりました。正直、それまでは大手企業に勤めており、自分の力でどれだけのことができるだろうか?会社から認めてもらえるだろうか?ということに気持ちが向かっていました。今はそのころと比べ社会経験も積み、社長業も12年させて頂いて、見える世界が変わってきました。その過程の中で、社会課題解決こそが企業が求められている根幹に在るべきと発見できたのだと思います。
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社員に働きがいのある会社、いい会社と思ってもらえるように工夫していることは何か知りたいです。
「働く」ということを考えること、自分のステークホルダーを明確にすること、人に貢献するということが翻って自分の存在価値を高め自己肯定感を高めることになること、そういった「なぜ」やるのかということをちゃんと伝えて行くことがいい会社作りの一歩だと思います。制度はいくらでも会社側の思いだけで作れますが、想いに共感して、いい会社を一緒に作ろうとする仲間は一朝一夕には出来上がりません。そんな同志作りがいい会社作りの一番の工夫です。
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社長は経営者として具体的にどのような勉強をしているか教えてください。
読み書き算盤、という基礎力はもちろんの事、経営学的な学びはもちろんしますが、それよりももっともっと大事なことは人に寄り添うための学びだと思っています。本を読むだけでもなく、自身の経験だけでもなく、より多くの人と関わることで磨かれる人間力を身に付ける学びをしています。
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グループ会社とはどのような点で連携していますか?
それぞれの強みをそれぞれに提供することで、それぞれの企業のお客さんにより良い価値を提供している。加えて人材交流を図ることで、それをスピード感をもって実現できる。
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今後も求められる企業とは具体的にどのような企業だと考えますか?
真っ正直で誠実であること。もちろんより良い価値提供をするために社が一丸となって研鑽を積む必要がある。そして、その実現のためにすべてのメンバーが好奇心と向上心をもって、何より誇りをもって自分の仕事に向き合っている企業。
講義が終わって
- “適材適所”の本質を知って、
自分のチームでも活かせる方法を
考えたいと思いました。 - 「今は適所に適材を入れている」という話が印象的でした。
その人をしっかり見極めてその人に合うポジションを用意するために組織を変えることが本当の適材適所だという考え方に納得させられました。
今、部活で主将を務めていて他の部員も何らかの役割を担っていますが、それは適所に適材を入れるという方法で、部員数を少なくなってきた今、適材適所の考え方から考える必要があると思いました。愛媛大学 社会共創学部 学生

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