Vol.03 マルトモ株式会社
専務取締役 土居 幹治

コツよりコツコツ
仕事にショートカットなし!地道な努力こそ一番。
これが土居専務の教え。
「だし」について1割、
「人間力」について9割の講義です。

講義内容・登壇企業紹介
INTRO
DUCTION

今回の講義内容

「芸術に触れる際意識していることはありますか?」
「意図を必死すぎず相手に伝えるコツはなんですか?」
「趣味から価値を生み仕事にすることはできますか?」
マルトモの専務に、ではなく土居さんに、教えてほしい質問がいっぱい。
「最高レベルの芸術で人間力UP」
「聴衆と同じ絵を見ているか?」
「2番目に好きなことを仕事に」
どの質問にも一言で、的確に答えていただきました。こんな話、聞いたことない…!

登壇企業について

創業100年を超える伊予市の会社。
かつお節を中心に、煮干し、めんつゆ、だしの素、
そしてチルド商品などを製造販売しているシーフードの総合食品メーカーです。

登壇者紹介

マルトモ株式会社
専務取締役

土居 幹治

 

愛媛大学農学部農芸化学科を卒業後、マルトモ株式会社に入社して研究開発に従事。
九州大学への論文提出で農学博士号取得。
「だしの伝道師Ⓡ」という二つ名で小学校や公民館での出前授業を実施し、
かつお節文化の拡散に邁進中。

学生から企業に向けて、
100個の質問をしました!

Q.
24

社会貢献の一環として、出前授業を実施しているということでしたが、その頻度や出前授業を行うようになった経緯、時期などについて教えていただきたいです。

土居専務

給食で和食を出すと残食が増えるという危機的状況を変えたいという思いです。子供たちは未来の消費者です。

Q.
34

若い世代の消費者を増やすために何か行っていることはありますか。

土居専務

明治大学、同志社大学、武蔵野美術大学とコラボしました。学生さんの感性は学びと気づきの宝庫です。

Q.
42

かつお節などの商品は手を加えていける部分に限りがあると思うのですが、これからはどのような工夫を行っていく予定ですか?

土居専務

コモディティをスペシャリティにすべく、「鰹マーチャンダイジングⓇとだしコンⓇ」で差別化しています。

Q.
52

求める人材について一番必要な能力は何ですか?

土居専務

コミュニケーション力です。会話のキャッチボールが心地よい人材は必ず成功します。

Q.
57

仕事のやりがいは何ですか?

土居専務

マズローの5段階欲求、生理的→安定→親和→承認→自己実現ならラスト2つで8割です。

Q.
58

どのような能力が働くうえで必要ですか?

土居専務

成果の方程式は、意識×知識×行動です。

Q.
76

趣味から価値を生み出して仕事にすることはできますか?また、仕事にするために必要なことは何ですか?

土居専務

一番好きなことは趣味にして、二番目に好きなことを仕事にしましょう。

Q.
83

自分の伝えたいことを伝えようとすると必死すぎるように見えてしまうことがあるのですが、自分の意図をできる限りそのままに相手に伝えるためのコツがあれば知りたいです。

土居専務

自分と聴衆が「同じ絵を見ているか」ということです。手本は落語とテレビショッピングです。

Q.
94

芸術に触れる際意識していることはありますか?

土居専務

どんなジャンルでも、最初こそ最高レベルの芸術に触れてください。

Q.
98

自分に自信をつけるためのコツはありますか。

土居専務

体験です。意識を変えて、お金の使い方を変えると、自分が変わり、自信につながります。

Q.
99

土居専務が幸せと感じるときはどんなときですか?

土居専務

アランの幸福論同様、幸せだから笑うんじゃなく、笑うから幸せになるんだと思います。

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講義中に答えられなかった残りの質問も
すべて答えてもらいます!

Q.
企業の基本情報、提供する製品・サービス
  • SNSを用いた情報発信などは行っていますか?

    インスタで発信しています。全社版とかつおだいすき版。Z世代の認知拡大を目指します。

  • かつお節を活用した他の商品はありますか?

    かつお節を酵素分解した、魚醤のようなエキスがあります。商品名「ボニザイム」です。

  • 福利厚生を充実させるために行っていることはありますか?

    アンケート、面談、ミーティングなどで社員から生の声を聴くことです。

  • サプリメントを提供するようになった経緯を教えてほしいです。

    くらげからコラーゲンを取り出すことに成功し、これをサプリメントにしました。

  • ペット用のおやつやトッピングを扱っていると思うのですが、どのような経緯でペット用の商品を販売しようということになったのかについて教えていただきたいです。

    15歳以下人口よりペット飼育頭数の方が多く、今後の伸長市場に「猫にかつお節」でアプローチしようと考えました。

  • 「大企業に比べて自分のやりたいことができる」ということでしたが、具体的にどんなことができるといった例を教えてください。

    職場では「意思決定する人が主役」です。1年目からさまざまなシーンで主役になれます。

  • かつお節の開発を進める中で、特にこだわりを持っているところ、ほかのライバル会社に負けない会社の魅力は何ですか?

    生原料-かつお節加工-削りぶし加工というバリューチェーンをつなぐ、「鰹マーチャンダイジングⓇ」で差別化しています。

  • 本物のだしの素を作ろうという試みはこれまでに無かったのでしょうか?

    無添加だしの素という商品がありますがどうしても価格が高くなります。調味料としてのグルタミン酸ナトリウムは、日本が誇る発明です。

  • 他社製品との差別化について知りたいです。

    どの商品にも、特許や特許につながる技術が潜むプロダクトアウト精神が強みです。

  • かつお節といえば味噌汁がセットだと思うのですが、みそメーカーとのコラボやセット販売などは行っていますか?

    フリーズドライのお味噌汁を販売しています。かつお節を多く含み、だし感半端ないです。

  • 今かつお節業界の脅威になっている商品はありますか?また今後かつお節業界の脅威になってくるような商品はどんなものがありますか?

    だしの素、だしパック、液体だし…。さまざまなポジションのだし素材と共存共栄です。

  • かつお節を飲食店に卸しで販売などはしていますか?

    問屋さんを経由して、飲食店のだし感をサポートしています。

  • 顧客の潜在的欲求を発掘するための工夫や取り組みはありますか?

    ウォンツを掘り当てることこそマーケッターの醍醐味であり、才覚だと考えます。

  • 会社のPVを見たときに、切る作業は人の手がかかっていましたが、機械を使ったりAIを使ったりとは考えていますか?

    単純作業は機械化し、生産性を向上したいと考えています。

  • イベントやキャンペーンなどを多く取り入れていると感じたが、どのようにして企画を思いついているのですか?また、コラボを行っている場合、マルトモさんから声をかけているのか、それとも声がかかるのか知りたいです。

    コラボの声がけは両方のパターンがあります。イベント企画のヒントは現場や売り場にあります。現場百回です。

  • 高めのプレ節を買いたいと思わせるために行っているサービスは何がありますか?

    使っていただくとわかる、感動を削り出しています。

  • どのくらいの頻度で新商品を出していますか?

    大型新商品は、年2回。春夏新商品と秋冬新商品。新商品で売り場が活性化します。

  • 海外進出は考えていますか?どの国や地域をターゲットにしていますか?

    全世界が対象です。だしで世界を幸せにします。

Q.
強み・弱み・機会・脅威(SWOT分析)、付加価値・差別化
  • 加工食品メーカーにとっての脅威はなんですか?

    家庭で料理をしなくなることです。調味料を買う消費者は生鮮三品も購入し、客単価が向上します。

  • だし系ではない他のものを売り出す時に、マルトモ=かつお節というイメージがあると思いますが何か他の工夫はしていますか?

    全て「だしを効かせて薄味でもおいしい」を貫いてます。

  • 商品の弱みはなんですか?

    家庭で料理をしてくれることが前提だということです。料理機会の向上が販売につながるのです。

  • 和食が文化遺産になって世界にもだしが認知されるようになったと思いますが、世界への発信は考えられていますか?

    海外売り上げの向上は主要な戦略です。だしを世界に拡散します。

  • マルトモファンサイトや公式アンバサダーがあると思うのですが、食品を販売する会社でファンや一般の方のアンバサダーを公式で作っている理由について教えていただきたいです。

    ファンの力を借りて、マルトモの魅力を拡散してもらいます。認知→理解→購買です。

  • 社会貢献の一環として、出前授業を実施しているということでしたが、その頻度や出前授業を行うようになった経緯、時期などについて教えていただきたいです。

    給食で和食を出すと残食が増えるという危機的状況を変えたいという思いです。子供たちは未来の消費者です。

  • 家で料理をする人でも、かつお節を使ってだしをとる作業から始める人は少なくなっているように感じます。かつお節の購買意欲増加のために行っているもしくは行おうとしている工夫はありますか?

    東京駅でプレ節を無料配布しました。3日間で15000個があっという間になくなりました。まずは認知です。

  • 業界全体またはマルトモさんが脅威に感じている面は何ですか?

    調理機会の減少です。

  • ウォンツの探し方は当たって砕けろ的なマインドで探していますか?
    また、そのときにかかるコストはあまり気にしないですか?

    ウォンツを掘り当てることは、マーケッターの了見です。

  • 競合の商品との差別化のために、どのようなことを行っていますか?

    お客様目線で、お金を出して手に取ってもらえるかどうかです。

  • 和食ブームや健康志向以外に、かつお節を売り出すのに好都合な風潮(機会)はありますか。

    タンパク質ブームは追い風です。かつお節は70%以上がタンパク質です。

  • ライバル企業との差別化にはどのように取り組んでいますか?

    お客様商品のだし感を強くする、「だしのコンサル」は最大の武器です。

  • お客様に貴社の商品を選んでもらうためにしている取り組みはありますか?

    消費者キャンペーンやサンプリングで認知拡大です。

  • 競合他社に関して差別化していることは何ですか?

    どんな困難な状況でも課題解決を提案できる営業力です。

  • だし系の会社は沢山あり、大手もありますが、買い手に手に取ってもらうための売り出し方の工夫はありますか?

    消費者キャンペーン等ありますが、パッケージの認知は「色→形→文字→数字」の順です。奇をてらうと手に取ってもらえません。

  • 若い世代の消費者を増やすために何か行っていることはありますか。

    明治大学、同志社大学、武蔵野美術大学とコラボしました。学生さんの感性は学びと気づきの宝庫です。

  • その他の大企業に対して絶対勝っていると思う部分はどこですか?

    だしのスペシャリスト集団であり、だしで課題解決するスキルは日本一です。

  • 40代の女性をターゲットにPRを行っていると聞きましたが、だしをとる習慣があまりない世代に向けて何かPRしていることはありますか?

    だしを取らなくても、プレ節の後のせで十分おいしいですよ。

  • 主婦に販売するうえで他に意識していることはありますか?

    簡単調理でだし感たっぷりです。

  • 海外の顧客に販売するためにレシピの変更や工夫はありますか?

    各国の売れ筋やスタンダードの味を味覚センサーで検証します。

  • 異業種・他企業との共同事業において、特に成功した事例等があればお伺いしたいです。

    絨毯工場の縫い針に人工ダイヤが塗布されていることを知り、プレ節を削るカンナ刃に応用しました。

Q.
顧客・競合・協調関係(3C分析+C)
  • ターゲット層の拡大などは考えていますか?

    かつお節は全世代に受け入れられる和食の魂だと考えます。

  • 今後のかつお節の新たなターゲット層開拓は考えていますか?

    Z世代が日常的に使ってくれるような拡散施策を展開します。

  • かつお節などの商品は手を加えていける部分に限りがあると思うのですが、これからはどのような工夫を行っていく予定ですか?

    コモディティをスペシャリティにすべく、「鰹マーチャンダイジングⓇとだしコンⓇ」で差別化しています。

  • 今後開発していこうと考えているかつお節以外の商品などはありますか?

    感動を削りだす商品を発売します。

  • 長期的にはかつお節以外にも新たな商品を追加しますか?

    だしの効いた商品を全ジャンルで展開します。

  • 和食離れが起こっている今、文化遺産である和食を継承していくための工夫や秘策を知りたいです。

    出前授業や講演活動、サンプリングなどで認知拡大を図ります。

  • 若い世代をターゲットにしたいと思うのですが、そのような世代の支持を得るために何をされていますか?

    大学とコラボし、学生さん自身に販促アイディアを作成、実行してもらってます。

  • これからのかつお節の改良・開発に求められるであろう要素や、現代の健康意識などに影響されることはありますか?

    かつお節でたんぱく質摂取、おだしで減塩。天然のサプリメントのようです。

  • 欧米食がメインとなっている時代のなかで、かつお節を使って他の商品開発を行うなど、新たな取り組みはありますか?

    欧米でもだしを効かせて薄味レシピという流れはあります。

  • 今後海外に進出することなどは考えていますか?

    だしで全世界を健康にします。

  • だしを一からとる人が減っていることに対して、だしの素の製造のほかに何か取り組んでいることはありますか?

    外食や中食のだし感を強化するお手伝いです。

  • サプリメントや調味料など様々な分野での商品開発が行われていますが、次にどういった商品を開発するのか決まっていますか?

    だしで健康に寄与する商品です。

Q.
長期・短期のビジョン、計画、方針
  • 求める人材について一番必要な能力は何ですか?

    コミュニケーション力です。会話のキャッチボールが心地よい人材は必ず成功します。

  • 就職活動の6つの条件のうち、貴社が最も重視するものは何ですか?

    コツコツです。地道に努力を重ねる人は輝いています。

  • 求める人材について、協調性の有無について塩梅と言っていましたが、いいジャイアン的思考を持つ人間と悪いジャイアン的思考を持つ人間の違いが知りたいです。

    結果が全てです。成果を出したジャイアンがいいジャイアンです。

  • 社員の男女比はどのくらいですか?育休や産休などの子育て支援はしていますか?

    育休や産休制度は充実しています。女性の気づき力、男性はかないません。

  • 資格取得は重視しますか。

    資格は手段です。成果を出す目的にかなう資格ならどんどん取得しましょう。

  • 仕事のやりがいは何ですか?

    マズローの5段階欲求、生理的→安定→親和→承認→自己実現ならラスト2つで8割です。

  • どのような能力が働くうえで必要ですか?

    成果の方程式は、意識×知識×行動です。

  • 協調性と自信をつけるという二つの要素を両立させるのはなかなか難しいと思うのですがこれらを磨くうえで必要なことは何ですか?

    最後は人間力です。人間力は芸術で醸成されます。

  • 今後私たちが企業が求めている人材になるためにやっておくといい事はありますか?

    学生時代を思いっきり謳歌してください。そして、役立つかどうかわからない基礎学問を叩き込んでください。

  • マルトモさんが面接の際にコツコツ継続できる人間をどのようにして見極めていますか?

    ラガーマン、箱根駅伝走者、甲子園球児など、コツコツしないと成り立たないスポーツや学業は参考になります。

  • 就活をする際に、コツコツ継続力があること以外で土居さんが大切で必要であると思う力は何ですか。

    面接では正解を求めていません。会話のキャッチボールができるかどうかです。

  • 人の上に立つ人に必要な能力を知りたいです。

    まずは職場の主役になることです。職場では意思決定する人が主役です。

  • 商品開発をしている方は普段からどのような感覚を研ぎ澄ましているのか教えていただきたいです。

    売り場で自身のお金を出して商品を買うことです。消費者目線の値ごろ感が磨かれます。

  • 入社した後どのような人材育成をされますか?

    新入社員の価値は何も知らないことです。何も知らないから気づき、気づいて質問し、挑戦してみましょう。

  • 2022年、2023年、2024年と女性の社員を多く取られている印象を受けたのですが、近年の男女共同参画社会への影響を受けてのものですか?

    男女比を意識して採用することはありません。門戸は平等に開かれています。

  • マルトモで働く人はどのような人が向いていますか?

    マルトモに限らず、コツコツ努力を継続できる人です。

  • 仕事のやりがいを感じる瞬間はどのようなときですか?

    マズローの5段階欲求、生理的→安定→親和→承認→自己実現ならラスト2つで8割です。

  • どのような人物が会社にいてほしいと思いますか?

    コツコツ努力を継続できる人です。

Q.
その他
  • ライバル社が隣接しててよかったこと悪かったことを具体的に知りたいです。

    ライバルのおかげで成長できました。

  • 家でだしの素とかつお節の使い分けはどうしていますか?

    時間のある時はかつお節でだしを取り、いそがしい時はだしの素。あと、肉じゃがはだしの素ですね。

  • 若い女性をターゲットにする時の戦略を教えて下さい。

    かつお節の良さを認知してもらい→理解→購買とつなげます。

  • だしを日常的に取り入れるようになってから体に変化はありましたか。

    料理が薄味になり、舌の感覚が鋭くなりました。同時に了見の深い人間になれた気がします。

  • これから働き方はどのような変化があると思いますか?

    AIをうまく活用し、生身の人間は価値を生み出すことに特化すべきです。

  • かつお節の意外な使い方やおいしい食べ方などがあれば教えていただきたいです。

    クリームチーズにめんつゆを混ぜ、かつお節をトッピングした「チーズ奴」です。

  • 趣味から価値を生み出して仕事にすることはできますか?また、仕事にするために必要なことは何ですか?

    一番好きなことは趣味にして、二番目に好きなことを仕事にしましょう。

  • 大学生のうちにしておいた方がいいこととは何ですか?

    学生時代を思いっきり謳歌してください。そして、役立つかどうかわからない基礎学問を叩き込んでください。

  • 講義や人前で話すときに意識していることはありますか?

    自分と聴衆が「同じ絵を見ているか」ということです。手本は落語とテレビショッピングです。

  • これまでたくさんのプレゼンを行ったり、人のプレゼンを見てきたと思うのですが、プレゼンをするうえで大事な要素は何ですか?また逆に悪手は何ですか?

    自分と聴衆が「同じ絵を見ているか」ということです。手本は落語とテレビショッピングです。

  • かわいい解体できるぬいぐるみは自社製品ですか?

    他社製品ですが、良いものはどんどん取り入れます。

  • かつお節をなんにでもかければいいということだったが、私たちがしらないけど意外と合うレシピはありますか?

    クリームチーズにめんつゆを混ぜ、かつお節をトッピングした「チーズ奴」です。

  • 会社でどのような失敗があり、それをどう乗り越えましたか?

    挑戦と失敗を繰り返すと必ず成長します。乗り越えた先に成功が待ってます。

  • 自分の伝えたいことを伝えようとすると必死すぎるように見えてしまうことがあるのですが、自分の意図をできる限りそのままに相手に伝えるためのコツがあれば知りたいです。

    自分と聴衆が「同じ絵を見ているか」ということです。手本は落語とテレビショッピングです。

  • 相手の発言から本質を見抜いて論理的に語ることが大切だとおっしゃっていましたが、相手の本当に言いたいことを汲み取るためにはどこに注目したらいいのかが知りたいです。

    新聞の見出し、緒言、本文を読むことで、本質を読み解く能力が醸成されます。

  • マルトモさんが愛媛から発信するうえで地域や自然環境とのかかわりを意識していますか?

    愛媛に限らず、海の幸を大切に有効活用する意識は大切です。

  • 学生時代(大学)に戻ったらしたいことはなんですか?

    もっとコツコツ基礎を叩き込みます。

  • 先日就活セミナーで身だしなみについてついて学んだのですが、マルトモさんの中で仕事ができる人はどんなことに気をつけているのでしょうか。

    清潔感があればあまり気にしなくていいと思います。

  • 食品業界で働く上で大変なことは何ですか。

    どんなに最先端の技術を盛り込んでも、198円でおいしくなければ売れません。

  • 就職活動の6カ条の中で1番大切なのは「コツコツ継続力」というものだと分かったが、逆に1番難しいものは何ですか?

    コツコツ継続力が一番の難題です。結果が出るまで楽しくやり続けることを努力といいます。

  • 本質的に見抜いて論理的に語る訓練を行った会社の変化は何ですか?

    言語に数字が多く使われるようになりました。「ビジネスマンの言語は数字」です。

  • 「企業の価値はブランドとレシピ」ということを思いついたきっかけはありますか?

    自身の購買活動の指針でもあります。

  • 食品メーカーとしてフードロス削減に向けて行っていることを教えて下さい。

    かつおまるごとプロジェクトで、すべての部位を活用しています。

  • コツコツ継続力の身に付け方とかあれば聞きたいです。

    ショートカットの裏技より、継続力です。「コツよりコツコツ」です。

  • 芸術に触れる際意識していることはありますか?

    どんなジャンルでも、最初こそ最高レベルの芸術に触れてください。

  • ジャイアンのように、反対を押し切れるような自信を持つにはどうすれば良いですか?

    意識×知識×行動で体験を重ねることです。

  • 理系の人のアイデアが多数紹介されましたが、文系の人のアイデアで面白かったものはありますか?

    プレ節の商品特徴として25ミクロンをアピール。これがウォンツでした。

  • 和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、日本のだし文化は世界に広まりつつありますか。

    フレンチやイタリアンのシェフがだしで油の使用を抑えています。

  • 自分に自信をつけるためのコツはありますか。

    体験です。意識を変えて、お金の使い方を変えると、自分が変わり、自信につながります。

  • 土居専務が幸せと感じるときはどんなときですか?

    アランの幸福論同様、幸せだから笑うんじゃなく、笑うから幸せになるんだと思います。

  • 「食」における健康志向、簡便化志向、経済性志向、多様な食文化の対応等、現代の消費者の需要を充足するためにどういった商品開発が行われているのかお伺いしたいです。

    とにかく売り場に行って、自分のお金で食品を買うことです。現場百回

講義が終わって

「コツ」より「コツコツ」。
時間をかけて人間性を高めていきたいです。
今回の講義では、マルトモ株式会社さんの差別化などの、会社の特徴などの面でも理解が深まりましたが、これから生きていくうえで大切にしたいと感じたことが多くありました。相手に自分の意見を伝える上で大切にすべきことや、これからのキャリアのことなど様々なお話がありましたが、私の中で最も印象深かったお話は、新入社員の魅力についてのお話です。私は、就職活動で必要なことは何なのか、どのようなスキルが必要かなどを考えていました。しかし、「新入社員の魅力は何も知らないこと」ということや「失敗と挑戦の繰り返しで成長する」ということを聞き、求められていることはスキルではなく、人間性と企業との合致などの部分で、スキルよりも重要視されているものが多くあるのだと感じました。今回の講義の最後、「コツ」より「コツコツ」という話があったように、時間をかけて自分の人間性を高めていきたいと感じました。
愛媛大学 社会共創学部 学生

マルトモ株式会社
INFORMATION

〒799-3113 愛媛県伊予市米湊1696番地
TEL 089-983-3888
公式サイト https://www.marutomo.co.jp/

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