Vol.05 共同計器株式会社
代表取締役社長 越智 良尚

文化的な秩序ある生活をおくるため
公平公正な商取引をするため
そして、安定的に高性能な商品をつくるため
さまざまな場面で「はかり」が必要不可欠なことを知りました。

講義内容・登壇企業紹介
INTRO
DUCTION

今回の講義内容

「やっぱり理系が有利ですか?」
「県外、海外展開の可能性はありますか?」
「どのようにして業界ナンバーワンを目指しているのですか?」
普段なかなか接することのない「はかり」について、生徒たちから前向きな鋭い質問がたんさん。創業75年を超える会社の強みを知ることができました。

登壇企業について

昭和24年創業の「はかり」の老舗企業です。質量計の「設計・製造・販売・検査・修理」を一貫して行える強みは業界屈指。愛媛で唯一無二の存在です。

登壇者紹介

共同計器株式会社
代表取締役社長

越智 良尚

技術部

近藤 和哉

 

学生から企業に向けて、
100個の質問をしました!

Q.
4

設計、製造とメンテナンスの両方を行っているのいうことだが、他の企業はどうして一貫して作業することがないのですか?他の企業に比べて何が優れているから一貫して作業できるのですか?

越智社長

設計製造を行うことは自社製品を提供するということになります。当然リスクが伴います。また、設計製造をするための知識ノウハウも必要になります。メンテナンスや検査だけでも商売はできますが、新たなことに挑戦しないと人も企業も成長はないと思います。挑戦し失敗しても失敗から学ぶことで成長することができ一貫した流れが出来上がったのだと思います。

Q.
45

業界NO.1になるためにどのようなことに力をいれていこうと考えていますか?

越智社長

販売と校正サービスだけではいずれ縮小していくと思っています。引き続き、設計、製造にさらに力をいれていき技術力を高めることが引いては生き残りナンバーワン、オンリーワンに結びついていくものと考えます。

Q.
53

技術力の高さから今後県外、海外に事業の幅が広がっていくのではないでしょうか。今の従業員数では会社の運営は厳しいと感じます。今後どのように従業員数を増やしていく予定でしょうか。

越智社長

人手不足は全国的な課題ではないでしょうか。その中で特に地方中小企業はいかに企業の個性を出して魅力を発信していけるかが人財確保の重要なポイントとなると考えています。今回させていただきましたような学生さんと触れ合えれる機会があれば積極的に参加させていただいて魅力発信や学生さんが望んでいること考えていることに触れ参考にしていきたいと思います。

Q.
67

働き甲斐ややりがいを感じるときはいつですか?

越智社長

「はかり」は、私たちの生活の基準を作っています。現場によってはかりの種類も、はかっているものも様々なので現場によっては調子の悪いはかりの原因究明、修理が難しいものがあります。そのようなはかりを直して調整が上手くいったときに働き甲斐があると実感します。

Q.
76

従業員の平均年齢が35歳と比較的低いと感じました。計量は資格などが必要なこともあり、長く働く印象でしたが、他の業界などに転職される方が多いのでしょうか。

越智社長

10年ほど前に40、50代の社員が多く、体力を使う仕事なのでこれから先会社としての存続はもちろん、仕事事態を回せるのかと社内で話し合った結果リクルートに力を入れ若い世代の獲得に力を入れ、新卒、中途採用で社員が増え、今の年齢層になりました。

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講義中に答えられなかった残りの質問も
すべて答えてもらいます!

Q.
企業の基本情報、提供する製品・サービスについて
  • 製品・サービスの需要はどのように変化していますか?

    【製  品】操業当時の75年ほど前と比較するとはかりにおいても機械式から電気式への電子化の流れがありました。
    最近ではDXを利用した計量器も増えてきています。
    【サービス】コスト重視から安全を優先し、国際的に通用する校正証明書やトレーサビリティーの確保が求められることが増えていてきています。

  • 歴史が長いからこその壁はありましたか。

    はかり屋としてはまだまだ歴史は浅い会社です。私は歴史が長いことで壁となるようなことは今のところ感じたことはありません。

  • 小さなはかりから高速道路の軸重計のような大きなものまで多種多様なはかりを扱っているが、今までで最も規模(はかり自体の大きさや動いた金額)の大きい事例はどのようなものですか?

    はかり単体ではなくドラム缶に製品を一定量充填する全自動ラインを弊社からお客様へ販売する案件がありました。ドラム缶を搬送し決められた量を計量器で充填する、その後、蓋をしめ、ドラム缶の向きを変えて、ラベルを張り付ける。そしてパレットの上に積み付けを行い搬送していく。これらを全自動で行う充填ラインです。一ラインで1億円を超えるような案件でした。

  • 設計、製造とメンテナンスの両方を行っているのいうことだが、他の企業はどうして一貫して作業することがないのですか?他の企業に比べて何が優れているから一貫して作業できるのですか?

    設計製造を行うことは自社製品を提供するということになります。当然リスクが伴います。また、設計製造をするための知識ノウハウも必要になります。メンテナンスや検査だけでも商売はできますが、新たなことに挑戦しないと人も企業も成長はないと思います。挑戦し失敗しても失敗から学ぶことで成長することができ一貫した流れが出来上がったのだと思います。

  • 製品の設計から保守までの一貫体制が強みだと感じたが、それを実現するための具体的な仕組みは何ですか?

    新たなことに挑戦することだと思います。

  • この企業には長年にわたって培った質量計に関する専門と技術力があると感じた。技術を継いでいく取り組みは具体的にどのようなものを行っていますか?

    科学技術は日進月歩進化しています。計量に関する法律、規格も変化します。それらの情報をいち早く察知し取り入れていくことが必要不可欠と考えます。

  • 共同計器さんは、高速道路の「軸重計」を中四国、九州、沖縄という広い範囲で設置とメンテナンスまで行っていると聞きました。莫大な量の軸重計のメンテナンスを行うために、どのような工夫がされているのでしょうか。

    軸重計専用車両を準備し専属班を設けています。それぞれのエリアでなるべく台数をまとめてメンテナンスを行います。その為、1~2週間ほど出張しインターを渡り歩いています。

  • 「はかる」という業界で競合となるのはどのような業界ですか?

    さまざまな業界で「はかる」は行われています。私たちが普段かかわらない業界での「はかる」をサービスしているところは競合になると思います。

  • なぜ質量計に着目して事業を始められたのでしょうか。

    弊社創業者が国家公務員ではかりの役人をしていました。そのことがきっかけではかり屋を始めることになりました。

  • 高速道路の「軸重計」など規模の大きな事業があることを学びました。設置やメンテナンスの数が多いのではないかと思いましたが、従業員数が30名の中で業務をどのように上手く回されていますか。

    軸重計専用車両を準備し専属班を設けています。それぞれのエリアでなるべく台数をまとめてメンテナンスを行います。その為、1~2週間ほど出張しインターを渡り歩いています。

  • 製造や設計においてどのような技術が求められますか。また、最も重要な技術は何ですか。

    機械要素、電気要素知識はもちろんですが、経験が最も重要だと思っています。

  • 計量器にさらなる進化の余地はあるとお考えですか?

    質量をはかるための原理構造はしばらくは大きな進化はないと思いますが、はかった値の処理については大きく変化していくと思います。はかった値のデータ処理についてはDXの利用、AIの利用などへの対応を加速していく必要があると考えています。

  • 定期的なメンテナンスが必要であるが頻度やメンテナンスにかかる時間はケースによってどのくらい異なりますか?

    計量器は法定で2年1度、ISOでの管理では1年に1度程度の頻度になります。メンテナンスにかかる時間は計量器の種類やメンテナンスの内容によって様々です。検査だけでしたら10分程度から大掛かりなメンテナンスとなると1週間から2週間かかることがあります。

  • 自社開発に取り組む上で心掛けることはありますか?

    科学技術は日進月歩進化しています。計量に関する法律、規格も変化します。それらの情報をいち早く察知し取り入れながらお客様のニーズをくみ取ることだと思います。

Q.
強み・弱み・機会・脅威(SWOT分析)、付加価値・差別化
  • 競合他社がいないレベルまで差別化するにあたって大変だったことはなんですか?

    競合他社はいます。もともとニッチな業界であり競合が少ない業界です。その中で生き残り続けることが重要です。その為にはある程度のコストとリスクを取って新たなことに挑戦することではないかと思います。

  • 設計・製造とメンテナンスの両方を行っているのが強みだと思うのですが、この2つをどのくらいの比率で行っているのかについて気になったので教えていただきたいです。

    設計・製造  1割
    メンテナンス 4割
    販売     5割

  • 自社の弱みを教えてください。

    競争相手が少ないが故に攻めの営業ができていない。

  • 2008年、中国、四国九州で初めて、JCSS校正事業者に認定されたと学びました。JCSS校正事業者に認定されるための一番の壁となったのは何でしょうか?

    設備投資です。建物から機器類専用に準備する必要があり当時の弊社にとっては大きな投資となりました。

  • JCSS認定取得の上で苦労したこと、認定を受けるための工夫や期間を教えて下さい。

    外部講習や建物の建築、設備の調達など最終審査を受けるまでに2年近くの期間を要しました。取得自体も苦労しましたが認定を維持することが一番大変です。

  • AI、人工知能の発達を機会と捉えていますか、脅威と捉えていますか。

    省力化、働き方改革などには上手に使えれば機会と思います。

  • JCSS校正事業者として認定されたことによってビジネスに変化はありましたか。

    JCSS校正はもちろん増えましたがその他の校正においても技術力の証として新規の引き合いが増えました。

  • 強みとして、四国に競合があまりいないことがあげられていましたが、それは、JCSS認証を取得することが難しいからでしょうか。

    JCSS認証にはコストとある一定以上の知識が必要となります。
    現在ではある程度JCSS校正の認知度が上がってきており校正件数も増えてきていますがJCSS校正事業だけでは設備や維持管理費を賄えるだけの案件がまだないのが現状です。
    その中でも弊社は質量の分野で中四国ではいち早く取得をいたしました。

  • 販売からメンテナンスまで一貫したところが強みの一つだと思うのですが、他にも強みはあるのでしょうか?

    「はかる」ことだけにとらわれず自動機などの設計や製造も行うことで技術力蓄積を続けているところだと思います。

  • これから業界NO.1を目指していくうえで課題は何ですか?

    人財確保が最重要課題と考えています。

  • 市場や競合など様々な変化の中で、御社が直面している「脅威」はどのようなものですか?

    AIやDXなどの技術を利用した新たなサービス、機能を提供するぎ業界の進出。海外メーカー(特に途上国)の技術対等化での国内進出の可能性。

  • 同業他社と比較した際の、貴社の独自性や差別化ポイントを教えてください。

    はかりの種類、メーカーを問わず対応できる点。はかりにお客様の要望に応じて付加価値をつけて納めることが出来る点。

  • 共同計器さんの弱みを教えてください。

    競争相手の少ない事に胡座をかいている事に対する認識の甘さ。

  • 会社をよりよくしていくために社員から意見を募ったりする機会はありますか?

    定期的な各種会議や委員会時などや、随時ヒヤリングをしたり、社内行事をできるだけ多く開催しコミュニュケーションを図り易い人間関係の構築に努めている。

  • 競合他社はあまりいないと聞いたのですが、その中でも感じる脅威はありますか?

    AIやDXなどの技術を利用した新たなサービス、機能を提供する業界の進出。海外メーカー(特に途上国)の技術対等化での国内進出の可能性。

  • 「設計・製造」と「メンテナンス」の双方を行うことで相乗効果が生じるとのことですが具体的にどのようにして相互に作用しているのかお伺いしたいです。

    設計・製造を行う事で原理や構造の理解や要素技術の蓄積に繋がり、これらの理解や蓄積が現場でメンテナンスを行う上で大きな助けとなります。またメンテナンスをする事で現場、現物、現状を知ることが出来、設計・製造にフィードバックする事でより良い製品造りの助けとなります。

Q.
顧客・競合・協調関係(3C分析+C)
  • あまり競合他社がいない業界だとお聞きしましたが、少ない競合他社と差別化するための取り組みとして行っていることはありますか?

    業界内で同じことをしていては他社との差別化が図れないと考えています。また今後新たな競合が現れないとも限りません。現状の商環境に満足せず新たな顧客獲得やその時代に合わせた技術等を柔軟に取り入れる努力をしています。

  • どうしてはかるに関する仕事の競合があまりいないのですか?

    古くからの業種であり専門性の高い職種であり職人的な仕事でもあったたことや地域やお客様で棲み分けされてきた業界だったので競合が少なかったものと思います。しかし、交通網の発達で国内の移動が便利になり徐々に地域での棲み分けがなくなってきたこと、機械式はかりから電気式はかりへと技術移行が進み職人性が薄れてきたこと、海外からの安価な秤が市場に出回りつつあり思いもよらない競合が現れることを警戒しながら事業を進めていく必要があると感じています。

  • 様々な取引先の会社と良い関係を保つために気をつけていることはありますか。

    お客様各社の文化や習慣(工場での安全に対する取り組みや品質管理への考え方など)を尊重する事で取引を円滑にする。

  • 全国になると競合が出てくると思いますが、その競合に勝っている部分はありますか。

    業界内で同じことをしていては他社との差別化が図れないと考えています。また今後新たな競合が現れないとも限りません。現状の商環境に満足せず新たな顧客獲得やその時代に合わせた技術等を柔軟に取り入れる努力をしています。

  • 競合の会社にはどのようなところがありますか?

    私どもと同じようなはかり屋と言われるはかりディーラーや、色々な物を販売するだけの商社、はかりメーカーが競合先になると思います。

  • 私たちが直接顧客になることは少ないと思いますが、実際に私たちが購入するようなものの製造販売はしていますか?

    計量計測器は日常生活のさまざまな場所で使用されています。ご要望があれば内容に応じて製造、販売も可能です。

  • 業界にライバルが少ないと考えられるが、仕事へのモチベーションやこだわりにはどんなものがありますか。

    業界内で同じことをしていては他社との差別化が図れないと考えています。また今後新たな競合が現れないとも限りません。現状の商環境に満足せず新たな顧客獲得やその時代に合わせた技術等を柔軟に取り入れる努力をしています。

  • どのような業界が顧客ですか?

    はかりはありとあらゆる業界で使用されています。私どもが今まで得意としてきた業界は製造業で中でも重化学工業、非鉄金属工業、鉄鋼業、製紙業などです。今力を入れているのが医薬品工業、食品業です。

  • 顧客から新しい製品製造の依頼はありますか?

    はい、あります。大量生産する商品ではなく顧客のご要望に合わせた一品ものです。

  • ターゲットとしている顧客は誰ですか?

    はかりはありとあらゆる業界で使用されています。私どもが今まで得意としてきた業界は製造業で中でも重化学工業、非鉄金属工業、鉄鋼業、製紙業などです。今力を入れているのが医薬品工業、食品業です。

Q.
長期・短期のビジョン、計画、方針
  • 今後事業拡大や新たな「はかる」ビジネスを展開していく予定はありますか。

    はかりはありとあらゆる業界で使用されています。私どもが今まで得意としてきた業界は製造業で中でも重化学工業、非鉄金属工業、鉄鋼業、製紙業などです。今力を入れているのが医薬品工業、食品業です。新たな分野に進出して新たなニーズを発見していきたいと思います。

  • 業界NO.1になることを今後の展望として挙げていましたが、現時点で具体的に行っている取り組みや意識していることがあれば教えていただきたいです。

    はかりはありとあらえる業界で使用されています。私どもが今まで得意としてきた業界は製造業で中でも重化学工業、非鉄金属工業、鉄鋼業、製紙業などです。今力を入れているのが医薬品工業、食品業です。新たな分野に進出して新たなニーズを発見していきたいと思います。新たな分野での引き合いやビジネスチャンスには積極的に取り組んでいますが、その分野に合わせた設備投資が必要です。予算を確保して設備投資も行っています。例えばはかりの検査に使用する分銅を鋳鉄製からステンレス製への置き換えなどがあります。

  • 現在、「測る」ということを主なビジネスとしているとお聞きしましたが、この先取り組もうと考えている事業などはありますか。

    共同計器としては「はかる」を社業として突き詰めていきたいと思います。「はかる」を通して新たなニーズやサービスがあれば積極的に取組たいと思っています。

  • 今後どのように事業拡大をしたり、どのようなターゲットに向けた製品開発をしていく方針ですか?

    はかりはありとあらゆる業界で使用されています。私どもが今まで得意としてきた業界は製造業で中でも重化学工業、非鉄金属工業、鉄鋼業、製紙業などです。今力を入れているのが医薬品工業、食品業です。新たな分野に進出して新たなニーズを発見していきたいと思います。

  • 業界NO.1になるためにどのようなことに力をいれていこうと考えていますか?

    販売と校正サービスだけではいずれ縮小していくと思っています。引き続き、設計、製造にさらに力をいれていき技術力を高めることが引いては生き残りナンバーワン、オンリーワンに結びついていくものと考えます。

  • 今後どのような売上促進を考えていますか?

    エリア拡大や今まで得意としていた重化学工業や非鉄、鉄鋼業、製紙業以外の医薬や食品業などへの守備範囲を広げていくことで構成サービスでの売り上げ拡大と新たな顧客からのニーズをとらえて製品開発につなげていきたいと考えています。

  • どのような自社製品をつくりたいですか?

    今まではお客様のオーダーメイド的な製品がほとんどでした。ある程度ロットで生産できるような製品も作りたいと思います。

  • これから新たに行う事業はありますか?

    JCSS校正における分野拡大を検討しています。圧力や長さ等、これからの客先ニーズを見ながら対応していきたいと思っています。

  • 海外展開の予定はありますか?

    校正サービスにおいては海外展開の可能性は低いと考えています。計量は社会基盤の一つとなるため各国の法律で規制されています。但し、製品においては十分にチャンスはあると思います。

  • 業界ナンバーワンになるために今後どのような取り組みを行っていきたいと考えていますか?

    販売と校正サービスだけではいずれ縮小していくと思っています。引き続き、設計、製造にさらに力をいれていき技術力を高めることが引いては生き残りナンバーワン、オンリーワンに結びついていくものと考えます。

  • 自社商品を開発する際にどのような工夫をしていますか?

    弊社の製品はオーダーメイドの要素が強くお客様それぞれの要望に合わせた開発設計を行っております。お客様の製造工程や製品の特性を理解することがよりお客様の要望に沿った製品になると思います。現場現物現実をしっかりと確認して製品開発にあたるようにしています。

  • 新製品などの開発を考えているのでしょうか?また、考えているならどのようなものがあるのでしょうか。

    弊社の製品はオーダーメイドの要素が強くお客様それぞれの要望に合わせた開発設計を行っております。お客様の製造工程や製品の特性を理解することがよりお客様の要望に沿った製品になると思います。現場現物現実をしっかりと確認して製品開発にあたるようにしています。

  • 技術力の高さから今後県外、海外に事業の幅が広がっていくのではないでしょうか。今の従業員数では会社の運営は厳しいと感じます。今後どのように従業員数を増やしていく予定でしょうか。

    人手不足は全国的な課題ではないでしょうか。その中で特に地方中小企業はいかに企業の個性を出して魅力を発信していけるかが人財確保の重要なポイントとなると考えています。今回させていただきましたような学生さんと触れ合えれる機会があれば積極的に参加させていただいて魅力発信や学生さんが望んでいること考えていることに触れ参考にしていきたいと思います。

  • 業界NO.1 を目指すにあたってどのような計画を立てていますか?

    人財確保、仕事道具で分銅の所有数増強、あらゆるはかりメーカーとの取引これらを進めながらエリア、業種拡大を行っていくことが№1につながると思います。

  • 長期ビジョンで業界No.1になるために心がけていることを教えてください。

    人財確保、仕事道具で分銅の所有数増強、あらゆるはかりメーカーとの取引これらを進めながらエリア、業種拡大を行っていくことが№1につながると思います。

  • どのような方針や考えを経営の軸としていますか?

    安全を最優先し、適正な品質管理システムのもと、常に顧客の要求にあった製品を経済的に供給し環境にも配慮することで社会に貢献する、そして永続的にサービスを提供できるようにしていくことが地域社会への貢献であると考えています。

  • 業界のビジョンをどのように見据えていますか?

    企業にも多様性が求められる時代ではないかと考えています。我々計量業界においても特にディーラーは今までの守備範囲ではいずれ縮小していくと思います。また、国や地方自治体が担っていた計量行政についてもこれから民間委託がますます進んでいくと思います。これらに対応するためにはやはりある程度の規模を確保する必要があると考えています。

  • 需要を生み出すために新しく取り組んでいることはありますか。

    計量は法律で規制されておりその変化に対して情報を早く入手することを心がけています。そしてその変化に対して弊社がどう対応することで顧客にメリットがあるかを考えて動くようにしています。ひいてはそれが新たな需要につながると思っています。

  • 「はかる」専門企業としてIoTやAIといったデジタル化の進展が加速する中今後の技術革新の方向性等があればお伺いしたいです。

    質量をはかるための原理構造はしばらくは大きな進化はないと思いますが、はかった値の処理については大きく変化していくと思います。はかった値のデータ処理についてはDXの利用、AIの利用などへの対応を加速していく必要があると考えています。データ処理に対する

Q.
求める人材・働きがい・人材教育・男女共同参画
  • 女性が輝ける場所はありますか?

    女性は事務員6人技術2人の8名で、技術では主に電子天秤、圧力計、長さ計校正をしており、1人は計量士という国家資格を持っており、作業長として検査を行っています。力仕事だけではないので活躍できる所はいくらでもあります。

  • 健康経営における実践的な取り組みを教えてください。

    健康経営の取り組みとしては、トレーニングジムの設置やたばこを吸わない人に月2000円の手当を出しています。また、勤務時間内に時間があれば週3時間までは勤務時間内のトレーニングジム利用を許可しています。

  • 求める人材として向上心のある人としているが、学生のどんなところを見ると向上心があると感じますか?

    学生時代に積んできた経験はもちろん、礼儀、話し方などその人の癖などを見つけ判断します。弊社が求める向上心は、現場作業中わからなかったことは質問する人、周りの状況を見分けて動ける人、など自分のできることを精一杯できる方だと考えております。

  • 新入社員獲得のため力を入れていること

    新卒、中途採用関係なく、一般の方に弊社の知名度を上げるため、CMの作成、各メディアへの出演などを行い、この業界にはこのような会社があるのかと知ってもらうことに力を入れています。社風や業務内容などを発信しています。

  • 人材として理系の方が強いのかなと感じてしまうのですが、文系理系は関係あると感じていますか。

    理系のほうが数字に触れている時間が長いので、計算やシーケンスプログラミングなどのの見込みが早いとは思います。ですが、営業・技術関係なく各々現場に出るとコミュニケーションと現場での知識など入社してから学ぶことのほうが多く、計量士の資格を取るなら理系のほうが有利だと思いますが、それ以外はその人のやる気次第だと思います。

  • 自分に足りない常識やコミュニケーション力の要素を見つけて補うためのコツはありますか?

    常識は人それぞれあり、一般常識は普段の生活で身につくものです。生活していく中で自分と他人を比較して、その良し悪しを他人と会話することで身につくものだと考えています。他人と自分を知ることが補うためのコツだと思います。

  • 特化したスキルや知識が必要なのかと感じましたが、新入社員に入社後身に着けていってほしいスキルや知識は何ですか?

    目に見える資格であれば、国家資格である「計量士」の取得を目指して頂きたいです。はかりの知識はもちろんですが、仕事は安全第一です。現場の数が多く現場での危険箇所があるため危険予知をし、安全行動を身に着けて頂きたいです。また、現場でのお客様とのやりとりや社員への仕事の質問など気軽にできる円滑なコミュニケーション能力なども身に着けて頂きたいです。

  • 働き甲斐ややりがいを感じるときはいつですか?

    「はかり」は、私たちの生活の基準を作っています。現場によってはかりの種類も、はかっているものも様々なので現場によっては調子の悪いはかりの原因究明、修理が難しいものがあります。そのようなはかりを直して調整が上手くいったときに働き甲斐があると実感します。

  • 男性の多い職場とあったが、女性にとっても働きやすい職場であるように行っているサービス、制度などあれば知りたいです。

    女性でも働きやすいように、育休制度・生理休暇などを取り入れています。所属は男性のほうが多いですが、人数に負けず女性は仕事熱心な人ばっかりです。

  • 設計や製造など理系のイメージがあるが、理系でなくても働ける、活躍できる仕事はあるのか知りたいです。

    実際に社員に文系出身もいます。電気の分野を1度も勉強したことが無い人が電気関係を扱えるまで成長できます。理系、文系にこだわらず、物事に興味が沸き物事を考え行動できていれば仕事はできます。

  • 共同計器で働く上での魅力は何か知りたいです。

    現場が様々な場所にあるため一種の工場見学みたいに現場を回れます。社員間のコミュニケーションも取りやすく、様々な福利厚生を取り入れて会社を盛り上げれています。なんといっても、社内トレーニングジム完備、タバコ手当など近年取り入れた福利厚生がアピールポイントです。

  • トレーニングルームがあるということから、積極的に社員さんの意見を取り入れているのかなと思ったのですが、社員の意見を取り入れる機会を何か設けていますか。

    安全委員会などの委員会活動やアンケートなどを行い意見を通して意見の吸出しを行っています。また、社内行事などをできる限り多く行い仕事を離れたところでのコミュニケーションを計っています。

  • 従業員の平均年齢が比較的若いが、何か理由となる取り組みはあるのか。

    従業員の平均年齢が比較的若いのは、近年若い世代の入社が増えてきているからです。10数年前にこのままでは社内の高齢化が進み仕事が回せなくなると考え、リクルートに力を入れ若い世代の獲得に力を入れていました。

  • 社員の健康を守るためにしている取り組みはありますか。

    トレーニングジムの設置による体力作り。時間が空いている人は、勤務時間内でも利用可能。非喫煙者の方には毎月2000円の手当です。本社敷地内全面禁煙にしています。

  • 仕事を行うにあたり、資格などは必要ですか。

    仕事内容によって必要な資格が変わってきますが、基本若手が行く現場で使う資格としては最低限、玉掛、天井クレーンの二つがあれば問題はないです。将来的には、計量士、大型自動車、フォークリフトなどを取得してもらいたいです。資格自体はどの資格でも持っておいて損はないです。

  • 働いている中で大変なことはありますか。

    同じはかりでも、現場によって据え付け方が違うことや、周囲にはかりを邪魔しているものがある、配線が断線している、など原因が様々でその原因解明に時間がとられることがあり大変だと感じます。

  • 従業員の平均年齢が35歳と比較的低いと感じました。計量は資格などが必要なこともあり、長く働く印象でしたが、他の業界などに転職される方が多いのでしょうか。

    10年ほど前に40、50代の社員が多く、体力を使う仕事なのでこれから先会社としての存続はもちろん、仕事事態を回せるのかと社内で話し合った結果リクルートに力を入れ若い世代の獲得に力を入れ、新卒、中途採用で社員が増え、今の年齢層になりました。

  • 新入社員に求めることは何ですか。特に女性社員にはどういう働きを期待しますか。

    新入社員に求めることは、まずは仕事を覚えてもらうことです。男女で期待することは変わらず、今できることを精一杯仕事で発揮してくれるように期待しています。

  • 共同計器で働くにあたって、理系の知識や技術は必要ですか。

    仕事をする上では、一般教養があれば問題ありません。理系の専門知識を求めるとすれば、電気分野、設計分野、プログラミング分野の知識がほしいです。入社前に必ずしも要るまではいきません。入社して経験を積み知識を増やし各分野に

  • 働いているときにやりがいを感じるときはいつですか。

    はかりについて知っていくにつれて、誤差のあるはかりの原因究明をして、その原因を見つけて誤差をなくした時にやりがいを感じます。また、日常生活で目にするはかりに対しても興味を持つようになります。

  • この会社を正直初めて知ったのですが、どのように人材を確保しているのですか。毎年応募人数は多いですか。

    ここ数年でリクルートに力を入れはじめ、2024年は弊社初の大学新卒2名の入社でした。応募人数もまばらな状態なので、これからもさらに頑張ります。

  • 地元の高校生のインターンシップ受け入れを行ったことで気づいたことはありますか。

    日々の生活の中で計量計測はいろいろなとこで行われていますが、あまり意識したことがない為ほとんどの学生さんが計量に関して全く知らないのだと思いました。私たち計量に携わる者として計量に関することを啓蒙普及することも使命だと感じました。

  • 社員はほとんどが男性社員とお聞きしたが、女性を雇用するために何か取っている対策はあるのか。

    育休の推進を行い、男女問わず育休を利用できる会社つくりを行っています。また、構内全面禁煙なのでタバコが苦手な方が気軽に入構できます。

  • 人材を育成する際に気を付けていることは何ですか。

    基礎知識を持ってもらい、経験を積んでもらうことです。多種多様な現場とそれに合わせた多種多様な作業なので基礎教育、各現場の安全教育を受け現場で先輩社員と共に経験を積んでいます。

  • 限られた人数の中で会社を運営しながら、人材育成を行うのはなかなか難しいと感じました。人材確保、質の高い人材育成のために、人材育成に特化した外部企業に委託するということを考えたことはありますか。

    今まではOJTでの教育がメインでしたが教育システムを新たに構築する必要があると考えています。計量に関することはメーカーのセミナーなどを活用しています。また、一般教育は地域のセミナーなど外部企業を活用しています。ただ、計量に関する知識についての外部セミナーは数も少なく開催地が限られるため活用が難しいのが現状です。社内での教育体制構築を急いでいます。

  • 女性はどのような業務で活躍していますか?

    女性は事務員6人技術2人の8名で、技術では主に電子天秤、圧力計、長さ計校正をしており、1人は計量士という国家資格を持っており、作業長として検査を行っています。力仕事だけではないので活躍できる所はいくらでもあります。

  • 人材育成を行う際に意識していることなどはありますか?

    全員が作業長をできるよう、現場での動きや作業効率をそれぞれが考え、より良い仕事ができるように人材育成を行っております。各々が取り持つ現場の抜けがないように報連相の徹底を行っております。

  • 働きがいのある職場の環境づくりのために、力を入れていることは何ですか?

    年に一回の社員旅行の企画や、年末にやる会社での餅つきなど普段の仕事とは離れて、社員同士が交流できる環境を作る努力をしています。このような場を設けて仕事での団結力などにつなげてもらっています。

  • 共同計器さんの事業内容はかなり専門的で一般的にはなじみがないものだと感じましたが、人材確保など事業内容を広めるためになにか意識していることはありますか?

    はかりという業界は、業界としてあまり知名度がないためまずは、知名度を上げることを考えています。最近は、色々な方から共同計器の名前聞くようになったと、お聞きすることが多く

  • 高齢化が進む中で、従業員の平均年齢が35歳と少し若い人が多い印象を持ちましたが、なにか理由があるのでしょうか。

    10年ほど前に、社内でもこのままでは高齢化が進むと考えリクルートに力を入れ今の若手が入社し、平均年齢が35歳となっています。

  • 入社する際に専門的な知識は必要になりますか?

    入社前に「はかりのハンドブック」という基礎知識の書いてある本をお渡ししています。入社前にその本に目を通してもらっています。現社員のほとんどが知識があまりない所から入社し仕事をしています。知識が無いに越したことはありませんが、

  • 地元高校生のインターシップ受入をすることになった経緯や意図は何ですか?

    地元の人に働いていただきたいのはもちろん、高校で学んだ知識をどこまで活かして仕事ができるのかを知ってもらいたいからです。また、近年少子化・過疎化で地元で就職する人が減ってきています。優秀な人材確保のためにも、高校生にこんな会社があると知ってもらい何社も選択肢のある中の一社として選んで頂くことも視野に入れてインターンシップの受け入れを開始しました。

  • 仕事をする中でどのような場面で働きがいや喜びを感じますか?

    「はかり」は、私たちの生活の基準を作っています。現場によってはかりの種類も、はかっているものも様々なので現場によっては調子の悪いはかりの原因究明、修理が難しいものがあります。そのようなはかりを直して調整が上手くいったときに働き甲斐があると実感します。

Q.
その他
  • 健康経営を取り入れた効果や変わったことを教えてほしいです。

    これまで喫煙していた人も禁煙するいい機会になり、会社全体で喫煙者の比率が減り、若い世代の喫煙率が特に低くなりました。また、トレーニングジムを開設したことにより、重いものを持っても腰のけがをする人が減りました。

  • 向上心を保つために何を行っていますか。

    細かな目標設定を行い、一つ一つその目標を確実に行うことで前には目標をクリアしたという実績ができ、次の明確な目標が向上心につながっていると考えている。

  • トレーニングルームの整備をしようと思ったきっかけを教えてください。

    検査する際に20kgや10kg分銅を人の手で積み下ろしをするため無理な体勢で作業し腰を痛める社員が多かったため、ジムで正しい姿勢改善と体力向上を目指して整備しました。

  • コミュニケーション力をつけるためにどのようなことに取り組んでいけばいいですか?

    色々な人と会話してください。他人に話しかけるのが怖いのなら、まずは友人の友人を紹介してもらい間に誰かを挟んで会話してみてください。重要なことは、他人に興味を持ち話しかけて見てください。

  • 健康経営をしていくうえでほかの企業にはない強みはありますか?

    トレーニングジムにおいて、トレーナーさんを雇いトレーニングを教えて頂いていたほか、タバコを吸ってない人に手当がある点が強みです。この強みは、免疫の向上、身体的強化により仕事を充実し、プライベートも充実し、ワークライフバランスの充実につながっていることです。

  • 現在直面している課題はございますか?また、その解決に向けて取り組んでいることはございますか?

    ベテランと若手に年齢差があり、経験の浅い人が多くなってきている事が課題です。その課題解決に向け、ベテランと若手で現場に出てもらい若手を作業長として現場を回せるように日々経験を積めるように工程を組むなどしています。

  • 大学生の間に経験しておけばいいことはありますか?

    大学のうちは、スポーツ、アルバイト、勉学など何においても若い内にしか経験できないことが多いです。今の気持ちのままで何事も経験だと思って行動し、後悔が少なくなるように数年後に思い出話で盛り上がるようなことを経験しておいてください。

  • 健康経営に注力されているとのことですが導入に至った経緯についてお伺いしたいです。

    働き盛りの世代で体調を崩し仕事ができないと、本人と会社がお互いに困るのでまずは身近で取り組めることを考え、導入に至りました。

講義が終わって

日常生活にこんなにも「はかり」が・・・
はかりの様々な種類を紹介していただいたが、日常生活の中でこんなにもはかりが活躍しているとは思いませんでした。タンクスケールやパッカースケールはぱっと見でははかりとは認識できないもので、構造が興味深かったです。はかりには取引や照明の公平性保持、トラックの積載量を管理し安全の確保、品質の安定した製品の製造、階級スポーツでの証明など重要な役割があって、あらゆる産業の基盤となり私たちの安心や安全を守っているということを実感することができました。
愛媛大学 社会共創学部 学生

共同計器株式会社
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〒792-0002 愛媛県新居浜市磯浦町16番11号
TEL 0897-34-1151
公式サイト http://www.kyodo-scale.co.jp

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