2025 Vol1 朝日共販株式会社
代表取締役社長 福島大志

「漁師だけど固定給がある」、「女性のほうが向いている」・・・!?
学生たちが持っていた、昔ながらの漁師の仕事のイメージが覆る講義でした。

講義内容・登壇企業紹介
INTRO
DUCTION

今回の講義内容

「20代、30代の漁師はなんで多いのですか?」
「サラリーマン漁師ってなんですか?」
「佐田岬からの輸送はたいへんじゃないですか?」

業界に興味津々の生徒からの100質問!鋭い質問に福島社長も感心。
また、逆に社長から生徒に質問する場面もあり、互いに知りたいことが知れる貴重な時間になりました。

登壇企業について

「佐田岬から世界で勝負する」――
通信販売や海外輸出など、地域一番の資源である「しらす」を軸に多角的な展開を続ける朝日共販。漁から加工、販売までを自社で完結させる「一貫体制」があるからこそ、その仕事は製造管理や商品開発、世界を見据えた市場開拓など、多岐にわたります。水産業の新しいスタンダードを創り出そうとする、地方の可能性に満ちた心強い会社です。

登壇者紹介

朝日共販株式会社
代表取締役社長

福島大志

 

学生から企業に向けて、
100個の質問をしました!

Q.
22

工場の立地が漁場の近くにあるのはシラスを新鮮なうちに加工するためだと思いますが、全国に発送するとなると輸送面での困難があると思います。特に苦労している点や工夫した点はありますか?

福島社長

全国配送では温度管理・梱包・輸送網の確保が課題です。これに対し、専用梱包の採用や冷凍網の整備、複数拠点での代替出荷体制を整えることで対応しています。

Q.
24

色々な業界で後継者不足と言われる中、どうして20代、30代の漁師が多くいるのでしょうか?

福島社長

若手漁師が多いのは、「安定した収入」「働きやすい環境」「積極的な情報発信」のおかげだと考えています。漁師に憧れている人は一定数いることが分かっていますので、そういった方にしっかりと魅力を伝えることが大切です。

Q.
36

弱みとして漁獲量の変動が挙げられると思いますが、どんな対策があるのでしょうか?

福島社長

愛媛県以外に全国から原料の仕入れを行っています。年間計画に基づいた仕入れに加え、しらす以外の商品加工も進めることでリスクを分散しています。

Q.
46

海外進出も考えているとのことでしたが、長期的に見た将来のビジョンがあればお聞きしたいです。

福島社長

愛媛県だけではなく全国にしらすの製造拠点を設けること、そして製造した原料を自社ブランドで海外展開していくことがビジョンです。

Q.
50

将来的に挑戦してみたい新しい商品や市場はありますか?

福島社長

将来挑戦したい商品は、手軽な保存食、健康志向の商品、地域食材を生かした加工品です。また、「しらす食堂」の外食チェーン化も目指しています。

Q.
55

御社にとって“持続可能な企業”とは、どんな状態を指すのでしょうか?それに向けたビジョンがあれば教えてください。

福島社長

私たちにとって持続可能な企業とは、「安定的な資源利用」「地域貢献」「環境配慮」「経済的健全性」のすべてが両立している状態です。

Q.
60

大学生へのメッセージで「やる気のある人を採用したい」とお聞きしましたが、愛媛大学生に求める人材像は何ですか?

福島社長

愛媛大学生に求めるのは、前向きさ、学ぶ姿勢、そして地域や産業への興味がある人です。学んだことを実務へつなげようとする姿勢を重視します。

Q.
63

働きやすい環境づくりのために意識していることを教えてください。

福島社長

働きやすさの面では、労働環境の改善、制度の整備、そして社内コミュニケーションの促進を意識しています。

Q.
82

女性社員や若手社員の活躍事例があれば教えていただけますか?

福島社長

女性や若手の活躍事例として、加工・品質管理・営業部門でのリーダーへの登用や、商品企画プロジェクトへの参加などが年々増えています。

Q.
90

人材を確保するために行っていることについて教えてください。

福島社長

人材確保策として、全国での募集、寮や福利厚生の整備、外国人採用や移住支援の実施を行っています。

Q.
98

朝日共販さんは、地元漁業において独自の供給体制と冷凍設備を持ち、安定した生産と出荷ができる点が非常に強みだと思います。こうした地域での独占的な立場は、コスト面や価格調整の優位性にもつながっているのでしょうか?

福島社長

地域での優位性はコスト面だけでなく、品質や供給安定性の確保に繋がり、それによって競争力を維持しています。

  • スライド画像
  • スライド画像
  • スライド画像
  • スライド画像
  • スライド画像
  • スライド画像
  • スライド画像
  • スライド画像

講義中に答えられなかった残りの質問も
すべて答えてもらいます!

Q.
企業の基本情報、提供する製品・サービスについて
  • 鮮度へのこだわりを非常に強く感じました。鮮度を保つための具体的な工夫を教えていただけますか?

    自社船団を持っているため、漁と加工の連携が常に取れています。水揚げ時間や釜茹で時間をコントロールすることで、獲れたての鮮度が高い状態で商品を製造することができます。また、茹で上げ後の冷却・冷凍を自社で完結させているため、魚の鮮度を落とすことがありません。生の魚から冷凍までの時間を極限まで短くすることが、鮮度保持の秘訣です。

  • 地域密着企業として、伊方町や地元との関わりにおいて大切にされていることは何ですか?

    地元への還元、雇用の創出、そして交流人口の拡大を重視しています。直売やイベント、地元産品の取り扱いを通じて、地域経済と文化の両方に寄与することを大切にしています。「はなはな」を通して、お祭りやイベントなど地域の賑わいづくりも積極的に行っています。

  • 第一次・第二次産業を担われていると思いますが、目の前に顧客がいない中で、何を大切にしてサービスを提供していますか?

    顧客の顔が直接見えないからこそ、「品質の一貫性」「安全性」「信頼の可視化(トレーサビリティ)」「納期・供給の安定」を重視し、取引先や消費者の期待に応えられるよう努めています。

  • 朝日共販さんが創業当初から大切にしている企業理念や価値観を教えてください。

    海や自然への感謝と、地域への貢献を大切にしています。

  • 近年では「魚離れ」が進んでいますが、しらす商品の主なターゲット層はどこでしょうか?

    主なターゲットは家庭の主婦層、加工・外食業者、ギフト需要のある中高年層ですが、現在は若年層向けの発信も強化しており、広い年代へ訴求しています。

  • 商品の差別化のために、他社と違う点やこだわりを教えてください。

    漁獲・加工・販売まで一貫して行う点や、独自の蒸しシラスラインを導入している点、またFSSC22000やマリンエコラベルを取得するなど、安全・環境の両面で差別化を図っています。

  • 「Seatas」というブランドを、単なる商品名ではなく“価値”としてどう育てていきたいと考えていますか?

    「Seatas」は、魚離れの進む日本の現状を変えたいという想いで立ち上げたブランドです。このまま魚離れが進めば、漁師や加工会社が減り、文化としての魚食がなくなってしまうことを危惧しています。自社の商品を通じて、一人一人の価値観を変えられるようなブランドに育てていきたいと考えています。

  • 今展開している漁獲物以外に、これから展開しようと考えているものはありますか?

    海産物の品目拡大(エビ、カキ、輸入カニなど)や、加工品のバリエーション拡充、地域食材を活かした加工食品や飲食事業の展開を進めています。

  • 商品開発や販売の際に、一番大切にしていることは何ですか?

    「おいしさと安全性の両立」を最優先に、消費者視点での使いやすさ、保存性、そして調理提案まで考慮して開発・販売を行っています。

  • 海外進出は視野にありますか?また、進出するとしたらどんな製品を扱いますか?

    海外展開も視野に入れており、鮮度と加工技術を活かした高付加価値品や冷凍製品、地域ブランド商品を、まずは食文化の近い国(東南アジアなど)へ輸出することを進めています。

  • 新鮮なシラスを提供するために気を付けていることや方法を教えてください。

    漁獲後のスピード加工、専用冷却設備の使用、徹底した衛生管理教育、原料の選別、そして各産地で鮮度良好なものを見極めて仕入れる取り組みを徹底しています。

  • 「はなはな」の名前の由来は何ですか?

    「はなはな」の施設ができる前に地元・三崎で公募を行い、決定しました。三崎の方言で「先っぽ(先端)」のことを「はな」と言うため、佐田岬半島の先っぽにあることから「はなはな」と名付けられました。

  • 「佐田岬はなはな」を経営して、地域の観光や街づくりにどのように貢献していると感じていますか?

    地域観光の受け皿として、直売・飲食・イベントを通じ交流人口と雇用を創出し、まちづくりの起点として機能していると感じています。

  • ECサイトでの売り上げが多い地域はどこですか?

    ECサイトでは関西・関東圏からの注文が多く、現在は首都圏を中心に全国的な需要が伸びています。

  • 愛媛県伊方町に本社を構え、地域に根差した経営をされていますが、地域社会においてどのような存在でありたいとお考えでしょうか?また、地域貢献に関する具体的な取り組みについても教えてください。

    地域の雇用創出や産業維持、環境保全に努める「頼れる地元企業」であり続けたいと考えています。具体的には、直売・イベント開催・教育支援などを通じて貢献を行っています。

  • 御社は「2030年の売上高100億円達成」という高い目標を掲げておられますが、この目標を達成するための最も重要な鍵は何だとお考えでしょうか?

    100億円達成の鍵は「品質×ブランド化×販路多様化」です。特にECの強化、海外販路の拡大、そして生産の安定化が重要だと考えています。

  • 今後、新たな製品開発やサービス展開(健康志向、海外向け、PB商品の受託など)において、どのような方向性をお考えですか?

    健康志向商品や海外向けの長期保存品、PB受託などの「付加価値型商品」の開発と、販売チャネルの拡大に注力していきます。

  • 商品のプロモーションに関する工夫や現在行っていること、今後行いたいことはありますか?

    鮮度や製造工程を可視化した情報発信、地域イベントへの出展、TV・ラジオ・SNSを組み合わせた広報を行っています。今後はインフルエンサーの活用なども行っていきたいと考えています。

  • 大手企業ではなく、地方の中小企業として、グローバル展開を成功させる上で一番苦労したことは何ですか?

    グローバルな展開はまだ道半ばです。国内への展開はできていますので、現在は海外展示会や輸出商談会などに積極的に参加し、足がかりを作っています。

  • 地方企業として、利益と地域貢献をどう両立させていますか?

    経営理念に「地域を守る」という言葉があります。地方企業は、大都市の企業と違って地域に根差した会社が多いと思います。弊社も、地域への貢献がそのまま会社の利益につながる構造であるため、両立ができています。

  • FSSC 22000などの国際認証は、実際のビジネスにどのような効果をもたらしていますか?

    FSSC22000の取得は、取引における信用の向上、海外輸出時の手続き円滑化、そして社内の管理体制の「見える化」による品質向上に寄与しています。

  • 工場の立地が漁場の近くにあるのはシラスを新鮮なうちに加工するためだと思いますが、全国に発送するとなると輸送面での困難があると思います。特に苦労している点や工夫した点はありますか?

    全国配送では温度管理・梱包・輸送網の確保が課題です。これに対し、専用梱包の採用や冷凍網の整備、複数拠点での代替出荷体制を整えることで対応しています。

  • 過疎地・地方での人材確保は難しいと聞きますが、どういう方法で若手や地域外の人を呼び込んだり、育てたりされていますか?

    地元の若手へ向けた魅力発信、労働環境の改善、寮や福利厚生の整備を行っています。また、全国採用や外国人技能実習・特定技能制度も活用し、幅広く人材を確保・育成しています。

Q.
強み・弱み・機会・脅威(SWOT分析)、付加価値・差別化
  • 色々な業界で後継者不足と言われる中、どうして20代、30代の漁師が多くいるのでしょうか?

    若手漁師が多いのは、「安定した収入」「働きやすい環境」「積極的な情報発信」のおかげだと考えています。漁師に憧れている人は一定数いることが分かっていますので、そういった方にしっかりと魅力を伝えることが大切です。

  • 通信販売を実施されていますが、メリット・デメリットを教えていただけますか?

    通販のメリットは、直販による高付加価値化と顧客データの取得ができる点です。デメリットとしては、物流コストと発送対応の業務負担が挙げられます。

  • 他の漁業企業との差別化をどのように行なっていますか?

    一貫生産体制、迅速な加工、トレーサビリティの確保、衛生認証の取得、そして地域体験の提供などを組み合わせることで差別化しています。

  • これまでに一番大きな経営上の転機は、どのような出来事でしたか?

    大きな転機は、2007年の一貫生産体制の導入と、蒸しシラスラインの早期導入、そしてそれに伴う販路拡大でした。

  • 「鮮度」という強みが他社にも真似される可能性がある中で、御社ならではの“独自性”をどう強化していきますか?

    独自性は、品質管理・加工技術・地域連携・ブランドストーリーによって強化し、他社が模倣しにくい「総合力」を築くことで差別化を図ります。

  • 鮮度の高さをアピールする方法として考えているもの、やっていることはありますか?

    鮮度のアピールとして、漁から加工までの工程公開、加工スピードや出荷状況の可視化、そして独自の鮮度保持技術の訴求を行っています。

  • 海外に進出する際に、挑戦してみたいことは何ですか?

    海外では、現地での試食・提案販売、現地の食文化に合わせた商品設計、展示会や商談会を通じた認知拡大に挑戦したいです。

  • 競合相手との差別化要因は何ですか?

    競合との差は、「鮮度管理力」「一貫生産体制」「衛生・環境認証の取得」「直営店・観光との連携」にあります。

  • 今後、漁業や食品業界で生き残るために必要だと思う力は何ですか?

    「品質管理力」「市場適応力」「デジタル活用力」、そして安定した「原料調達力」が必要だと考えています。

  • 労働者不足や人口減少、後継者問題など、人に関する課題に対してどう取り組んでいきたいですか?

    人に関する課題には、待遇改善、採用チャネルの拡大、育成計画の充実、そして外国人採用や移住促進によって取り組みます。

  • 同業他社と比べて、御社が市場で選ばれる理由や差別化のために工夫されていることがあれば教えてください。

    選ばれる理由は、「安定供給」「高い衛生管理」「鮮度」「地域ブランド」、そして「直接顧客と接する力」を持っている点です。

  • 強みでもある一貫生産を行おうと思ったのはなぜですか?

    一貫生産を始めた背景には、「品質を担保し消費者の信頼を得ること」や「産地偽装問題などへの対応」がありました。

  • 弱みとして漁獲量の変動が挙げられると思いますが、どんな対策があるのでしょうか?

    愛媛県以外に全国から原料の仕入れを行っています。年間計画に基づいた仕入れに加え、しらす以外の商品加工も進めることでリスクを分散しています。

  • 働かれている人は愛媛県など地元出身の人が多いのでしょうか?何か人材確保をする工夫はされていますか?

    地元出身者が多いですが、全国採用や外国人就労者の受け入れ、求人活動の強化を行うことで、多様な人材を集めています。

  • 品質・安全性の高さを売りにされていますが、それを維持するために現場で最も重要視していることは何ですか?

    品質維持のために最も重要視しているのは、「現場の衛生意識」と「工程の標準化(見える化)」です。

  • 今後の市場拡大において、しらすやカニ以外の商品や新しいチャネルへの展開も視野に入れていますか?

    しらす・カニ以外に、海藻(あかもく)や筋子、イクラなどの魚卵製品の販売・商品開発の強化を進めています。新しいチャネルへの展開も常に行っております。

Q.
顧客・競合・協調関係(3C分析+C)
  • 貴社の主なお客様はどのような層で、ニーズの変化を感じる点があれば教えてください。

    主な顧客は量販店・外食産業・ギフト需要・個人消費者です。ニーズの変化としては、簡便さや保存性など「機能性」がより重視される傾向にあります。

  • 安定生産、在庫の確保の上で大切にしていることは何ですか?

    安定生産のために、全国での仕入れ、在庫計画の徹底、冷凍設備の活用、そして需要予測を重視しています。

  • 顧客のニーズはどのような手段で把握していますか?

    顧客ニーズは、取引先との定期会議、ECサイトの注文データ、現場での声、展示会や商談を通じて把握しています。

  • 漁から販売まで一貫して行う体制を築くうえで、特に苦労された点や工夫されていることはありますか?

    加工した商品を自社で販売することが難しかったため、工場直営の販売店を作ったり、自社のECサイトを立ち上げたりして販路を開拓しました。

  • 若年層や海外の消費者に向けたマーケティングで意識していることは何ですか?

    若年層へは「デザイン性や機能性など」、海外の消費者へは「日本食としての魅力や、日本での食べ方など」を伝えることを意識しています。

  • “佐田岬の鬼”や“はなはな”など、ネーミングにもこだわりを感じますが、地域ブランド化で意識していることは何ですか?

    地域ブランド化においては、「地域性の尊重」「ストーリー化」「地元関係者との協働」を重視しています。

Q.
長期・短期のビジョン、計画、方針について
  • 海外進出も考えているとのことでしたが、長期的に見た将来のビジョンがあればお聞きしたいです。

    愛媛県だけではなく全国にしらすの製造拠点を設けること、そして製造した原料を自社ブランドで海外展開していくことがビジョンです。

  • 今後の短期的な目標と、将来的に目指している長期的なビジョンには何がありますか?

    短期的には販路強化と設備投資、ラインの自動化やAIを活用した生産管理・事務効率の向上を目指します。長期的には海外展開と、地域共生に向けた体制づくりを進めます。

  • 10年後、地域社会の中でどのような存在でありたいですか?

    10年後は地域の雇用と観光の核となり、海を守りながら産業を育む存在でありたいと考えています。

  • 今後SNSで情報発信をするとなると、どのような発信をしようと考えていますか?

    SNSでは、漁の現場や調理提案、工程の見える化、地域イベントのライブ配信などを中心に発信していきたいです。

  • 将来的に挑戦してみたい新しい商品や市場はありますか?

    将来挑戦したい商品は、手軽な保存食、健康志向の商品、地域食材を生かした加工品です。また、「しらす食堂」の外食チェーン化も目指しています。

  • これからの未来に対して、どのような経営ビジョンをもっていますか?

    経営ビジョンは「地域と海を次世代へつなぐ持続可能な企業」であり、挑戦と安心の両立を目指しています。

  • 将来、継続的に事業を進めるうえで大切にしていることは何ですか?

    事業継続に大切なのは、「資源管理」「品質維持」「人材育成」「地域との共生」です。

  • 環境保全に取り組まれているそうですが、実際にはどのようなことをしているのでしょうか?藻場造成や磯焼け対策、また取り組むうえで難しい点も教えてください。

    環境保全として、藻場保全、ウニ駆除、海藻植栽、クリーンビーチ活動などを行っています。藻場の保全については、継続的なモニタリングを行うことが課題であり、難しい点です。

  • 新商品の開発や販路拡大など、直近で特に力を入れている分野はありますか?

    直近では、ECサイトの強化・外食事業の展開・新商品開発に注力しています。特に、保存性の高い加工品開発に力を入れています。

  • 御社にとって“持続可能な企業”とは、どんな状態を指すのでしょうか?それに向けたビジョンがあれば教えてください。

    私たちにとって持続可能な企業とは、「安定的な資源利用」「地域貢献」「環境配慮」「経済的健全性」のすべてが両立している状態です。

  • 海外展開・商品開発・新しい販路など、今後の成長戦略の柱になっているものがあれば教えてください。

    成長戦略の柱は、「ブランド化」「販路多様化(EC・外食・海外)」「品質・生産安定化」の3点です。

  • テクノロジーやAIの発展によって、今後の水産業はどう変わるとお考えですか?御社としての方向性もお聞きしたいです。

    テクノロジー・AIは、需給予測、品質監視、自動化の推進に役立つと考えています。当社としても、デジタル化によって業務の効率化を図る方向で進めています。

Q.
求める人材・働きがい・人材教育・男女共同参画について
  • 「地域のために」という経営理念があると思いますが、それをどのように形にしていますか?

    「地域のために」という理念は、雇用の創出、直売支援、イベントの共催、環境活動といった具体的な施策を通じて形にしています。

  • 朝日共販さんが求める人物像や、大切にしている価値観はどのようなものですか?

    求める人物像は、素直で明るく、現場を大切にする姿勢と挑戦意欲のある人です。協調性も重視しています。

  • 大学生へのメッセージで「やる気のある人を採用したい」とお聞きしましたが、愛媛大学生に求める人材像は何ですか?

    愛媛大学生に求めるのは、前向きさ、学ぶ姿勢、そして地域や産業への興味がある人です。学んだことを実務へつなげようとする姿勢を重視します。

  • 「ひめボス認証」を受けているとホームページにありましたが、具体的に働きやすい環境にするために工夫されていることは何ですか?

    ひめボス認証に基づき、男女ともに働きやすい制度の整備や、柔軟な働き方の推進を進めています。

  • 働くうえで大切にしている価値観を教えてください。

    働く上で大切にしている価値観は、「誠実さ」「品質志向」「チームワーク」「挑戦心」です。

  • 働きやすい環境づくりのために意識していることを教えてください。

    働きやすさの面では、労働環境の改善、制度の整備、そして社内コミュニケーションの促進を意識しています。

  • 若手社員の育成で特に重視していることは何ですか?

    若手育成では、現場経験の機会を与えること、OJT(実務を通じた教育)と外部研修を組み合わせることで、早期戦力化を図ることを重視しています。

  • 社員が働き甲斐を感じられるように、また男女問わず活躍できる環境づくりのために、どのような取り組みをしていますか?

    男女問わず活躍できる環境を作るため、制度整備、育休取得の推進、適切な職務設計を行っています。

  • 働くうえで一番大切にしている事はありますか?

    働く上で一番大切にしているのは、「安全と品質への責任感」です。

  • 大卒の人材に求めることは何ですか?

    大卒人材に求めるのは、主体性、学ぶ姿勢、チームで働く素養です。また、職務に応じた適応力も重視します。

  • 水産業のような第1次産業は、働く時間などに制限があると思いますが、働く時間の多様性について、なにか対策はされていますか?

    第一次産業特有の勤務時間に対しては、シフト制の導入や業務分担、休暇制度の整備で対応し、ワークライフバランスの確保を模索しています。

  • 人材不足の課題に対しては、どのような取り組みを行っていますか?

    人材不足対策として、採用チャネルの拡大、待遇改善、外国人採用、そして製造ラインの機械化・自動化に取り組んでいます。

  • 採用の際に一番重視している点は何ですか?

    採用で重視する点は、人柄(素直さ)と、現場での協調性、そして学ぶ姿勢です。

  • 働く従業員のモチベーション維持・向上のために行なっていることを教えてください。

    モチベーション維持のために、評価制度の運用、社内行事、研修、食事提供など、多面的な施策で社員を支えています。

  • 貴社が今後一緒に働きたいと考えている人物像や、重視している資質・スキルについて教えてください。

    一緒に働きたい人物像は、チャレンジ精神があり、品質とチームワークを大切にする人です。特定のスキルよりも「姿勢」を重視しています。

  • 入社後の一通りの研修には、どのようなものがありますか?

    入社後は、衛生・製造・品質管理・安全教育などの基礎研修を行います。その後、OJTで実務を習得していきます。

  • 働いていてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

    やりがいは、「自分の仕事が消費者の食卓に届き、喜ばれたとき」に最も強く感じられます。

  • 東京や大阪の大企業ではなく、朝日共販さんのような地方企業を選んで入社した社員の方々は、どんな想いを持っていることが多いですか?

    地方企業を選ぶ社員は、地域貢献への想いや、現場での手触り感のあるやりがい、そして生活の安定性を重視する想いを持っていることが多いです。

  • 若手社員が新商品の企画に関わるチャンスはどのくらいありますか?

    若手社員が新商品企画に関わる機会は多くあります。現場視点を活かす風土があるため、アイデアを出しやすい環境です。

  • 社員のモチベーションを維持するために、会社として工夫していることはありますか?

    モチベーション維持のために、評価制度や裁量の付与、教育機会の提供、福利厚生の充実に工夫を凝らしています。

  • 朝日共販さんは、地元漁業において独自の供給体制と冷凍設備を持ち、安定した生産と出荷ができる点が非常に強みだと思います。こうした地域での独占的な立場は、コスト面や価格調整の優位性にもつながっているのでしょうか?

    地域での優位性は、コストや価格調整の面で一定の強みにはなりますが、私たちはそれ以上に「公正な取引」と「品質への投資」を優先しています。

Q.
その他
  • 製品の子供人気を高めるために取り組んでいることはありますか?

    子どもへの人気向上に向けて、食べやすさの追求、キャッチーな商品展開、学校での食育や体験を通じた認知拡大を行っています。

  • 地域企業として、働く社員がモチベーションを保つために工夫していることはありますか?

    社員のモチベーション維持のために、働きやすさの整備、コミュニケーションの促進、公平な評価制度で支えています。

  • 御社が考える“良い商品”“地域に貢献する企業”とはどのようなものでしょうか?

    私たちが考える良い商品・地域貢献企業とは、「安全で美味しく、地域を支える商品」を提供し、継続的に地域への還元を行う企業のことです。

  • 女性社員や若手社員の活躍事例があれば教えていただけますか?

    女性や若手の活躍事例として、加工・品質管理・営業部門でのリーダーへの登用や、商品企画プロジェクトへの参加などが年々増えています。

  • 学生時代の自分のためになった一番の経験は何ですか?

    学生時代に役立ったのは、主体性を養う活動(部活・アルバイト・留学など)です。特に、困難を乗り越えた経験が今の糧になっています。

  • 近年、水産漁業の後継者が少なくなってきていると聞きましたが、それに対する対策で行っていることがあれば聞きたいです。

    後継者対策として、漁業の魅力発信、待遇の改善、研修制度の充実、そして地元の若年層との連携強化を行っています。

  • 同業他社と朝日共販さんとの差別化点、強みがあれば教えてほしいです。

    同業他社との違いは、「工程の速さ」「一貫管理体制」「衛生認証の取得」「ブランド化への取り組み」です。

  • 蒸しシラスの製造ラインを日本で初めて開発したという記述がサイトにありました。他社より早く開発・導入することができたのはなぜですか?

    蒸しシラスラインを早期導入できたのは、現場の技術志向の高さ、迅速な投資判断、そして課題解決への積極的な姿勢があったからです。

  • 大学生のうちにしておいたらいいことは何ですか?具体的にお願いします。

    学生の皆さんには、「多様な経験を通じて自分の適性を知ること」と、「挑戦する習慣を持つこと」をお勧めします。

  • 創業から90年以上経っても、守るだけじゃなく「攻める経営」ができている理由は何ですか?

    90年以上攻め続けられる理由は、現場主義での改善、積極的な投資、そして地域との信頼関係の積み重ねがあるからです。

  • 災害を始めとする様々なリスクが存在する中で、御社が取っているBCP(事業継続計画)に関する施策について教えてください。

    BCP対策として、代替出荷拠点の確保、設備の分散、緊急時の人員体制と情報共有ルールの整備を行っています。

  • 人材を確保するために行っていることについて教えてください。

    人材確保策として、全国での募集、寮や福利厚生の整備、外国人採用や移住支援の実施を行っています。

  • 「漁業から直接加工へ、様々な革新的取り組みを通して」とHPにあったのですが、具体的に革新的取り組みとは何でしょうか?

    革新的取り組みとは、一貫生産体制の構築、蒸し加工技術の開発、トレーサビリティの確保、そして衛生管理の強化などを指します。

  • Seatasのロゴマークにはどのような意味が込められていますか?

    Seatasのロゴは、産地と海、鮮度や信頼を象徴するデザインとなっており、私たちのブランドの価値観を表現しています。

  • 「はなはな」の運営で難しいと思うことは何ですか?

    「はなはな」の運営における難しさは、立地条件による集客の変動と、安定した人員確保を両立させることです。

  • 「朝日エコプロジェクト」は、具体的にどのような活動をどのくらいの規模でしているのでしょうか?

    朝日エコプロジェクトでは、ビーチ清掃、藻場保全、樹木管理などを、地域規模で継続的に実施しています。

  • 朝日共販さんとしてのビジョンとは別に、経営に関わる皆さんご自身が“大事にしたい価値観”や“信念”があれば教えてください。

    経営者個人として大事にしている価値観は、「従業員の幸福追求」「挑戦すること」、そして「地域を守ること」です。

  • 漁業資源の持続可能性という点で、長期的に“守りながら伸ばす”ための方針やビジョンがあれば教えてください。

    資源の持続可能性については、禁漁日の設定、漁業のサラリーマン化、藻場再生などに取り組み、「守りながら資源を増やす」施策を進めています。

  • 個人的に釣りが趣味で伊方の方にもよくアジングなどでお邪魔させてもらっています。近頃、温暖化の影響で近海で釣れる魚種も変わってきていると感じていますが、その影響がシラス漁にもでているのでしょうか?また、今後の対策やビジョンがあるなら教えていただきたいです!

    温暖化の影響は魚種の変動として現れ始めており、全国での仕入れルート確保や資源調査で対応しています。また、環境保護活動「朝日エコプロジェクト」により、現在の豊かな海を維持する活動も行っています。

  • 朝日共販さんは、地元漁業において独自の供給体制と冷凍設備を持ち、安定した生産と出荷ができる点が非常に強みだと思います。こうした地域での独占的な立場は、コスト面や価格調整の優位性にもつながっているのでしょうか?

    地域での優位性はコスト面だけでなく、品質や供給安定性の確保に繋がり、それによって競争力を維持しています。

  • 地域の産業として非常に貴重な存在だと思いますが、若い世代の後継者や人材の確保については、どのように取り組まれていますか?また、「サラリーマン漁師」のような新しい雇用形態を導入した背景についてもお聞かせください。

    後継者確保のために、魅力発信、労働環境改善、研修制度の整備を行っています。「サラリーマン漁師」は、漁業の安定化と持続可能な漁業のあり方を模索した結果、導入に至りました。

  • 今後、冷凍設備の拡充やECサイトの販売などを通じて、どのような新しいビジネス展開を目指しておられますか?地域発の企業として、全国や海外への展開についても展望があれば教えてください。

    冷凍設備の拡充やEC強化を通じて新たな販路・商品開発を進めていきます。海外展開については、海外展示会への出展や、貿易会社・商社との連携による取り組みを進めています。

講義が終わって

第一次産業や第二次産業のイメージは、どちらかというとホワイトなイメージは少なかったのですが、今回の講義を聞いて仕事もプライベートも充実させられそうな職場だと知り、イメージが変わりました。質問にも詳しく答えていただきありがとうございました。
愛媛大学 社会共創学部 学生

朝日共販株式会社
INFORMATION

〒796-0611 愛媛県西宇和郡伊方町川之浜652-1
TEL 0894-53-0776
公式サイト https://www.shirasu.jp

その他の企業の講義を見る

お問い合わせ
CONTACT

参加をご希望の企業様は、
こちらよりご質問・お問い合わせください
totop